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2024年8月6日火曜日

◆マインツ佐野海舟に”大役”「火曜の夜、歌うんだよ」(サカノワ)






佐野は通訳を介して、ヴィドマーから「火曜日の夜(6日)に選手の集いがあるんだ。そこで君が歌わないといけないよ」と大役を任命されているのだ。


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◆マインツ佐野海舟に”大役”「火曜の夜、歌うんだよ」(サカノワ)



選手の集いで、新加入選手の“試練”。


 ドイツ・ブンデスリーガ1部1.FSVマインツに加入したサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF佐野海舟(Kaishu SANO)が“大役”を任された。

 マインツはオーストリアの避暑地チロルで夏季トレーニングキャンプを行っている。その様子をクラブのユーチューブチャンネルが伝えている。

 日本時間8月5日に公式された「キャンプ4日目」では、佐野がキャプテンのスイス代表シルヴァン・ヴィドマーから話しかけられる場面があった。そこで佐野は通訳を介して、ヴィドマーから「火曜日の夜(6日)に選手の集いがあるんだ。そこで君が歌わないといけないよ」と大役を任命されているのだ。

「すべての新しい選手がやるんだ」と説明も受け、新加入選手が自己紹介を兼ね、チームに溶け込んでいくための“試練”であり一つのイベントでもある。果たして、佐野は何を歌うのか――。

 この動画の中では、ファンの集いでも、佐野がファンと語り合っているシーンがあった。

 日本での逮捕騒動を経て、鹿島アントラーズからマインツへの移籍が決定していた佐野は8月1日に現地入り。2日の日本代表FW町野修斗の所属しているホルシュタイン・キールとのトレーニングマッチは、スタンドから観戦した。ボールを蹴る様子なども見られ、メニューに加わってきている。

 マインツは10日にフランス1部モンペリエHSCとプレシーズンマッチを実施。日本時間17日にはDFBカップ1回戦SVヴェーエン戦が行われ、24日にブンデスリーガ開幕のウニオン・ベルリン戦を迎える。

◆メッシやハメスに類似…G大阪と鹿島を牽引する2人の「自由人」 名手が持つ共通点とは【コラム】(FOOTBALLZONE)






 宇佐美と鈴木は似ているようには見えないが、チームの中の機能性はとても良く似ている。共通点はインスピレーション。瞬間的な判断、アイデアが秀逸で、技術の高さと多彩さが前提とはいえ、ほかの選手には思いつかないような意外性のあるプレーをする。


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変幻自在のプレーで輝きを放つG大阪の宇佐美貴史と鹿島の鈴木優磨


 首位のFC町田ゼルビアを5ポイント差で追うガンバ大阪と鹿島アントラーズには「自由人」がいる。宇佐美貴史と鈴木優磨だ。

 いわゆる「偽9番」なのだが、戦術的な意図よりも個人の技術とアイデアを活かすという狙いをより強く感じる。アルゼンチンのリオネル・メッシ、コロンビアのハメス・ロドリゲスに似ていて、決まった動きをするのではなく、宇佐美と鈴木それぞれの判断で動いているように見える。

 宇佐美はチーム最多の8得点。5アシストもウェルトンと並ぶ最多。最も多くのシュートを打ち、ラストパスを供給していて、完全に攻撃の軸になっている。10代の頃から注目されてきたが、32歳の今季が最も素晴らしい宇佐美かもしれない。

 柔らかいボールタッチ、するりと抜け出すドリブル、そしてなんと言ってもシュートの正確さが抜群。ボールを渡せば1人で完結できる能力があるので、これまではサイドに配置されることが多かった。センターフォワード(CF)でプレーした時期もあるが、トップに張るというタイプではない。

 現在はCFである。ただ、そこに居続けるわけではなく、中盤に下りてくるしサイドに開くこともある。まるでポジションが決まっていないように変幻自在。相手から捕まりにくい位置でボールを受けている。そして宇佐美にボールが入ると、G大阪の攻撃はギアが一段上がり、ゴールへの道が拓かれていく。

 パスのタイミング、強弱が絶妙。若い頃から武器だったインサイドに近いところでインパクトするキックはミドルシュートで威力を発揮しているが、力を抜いたパスやクロスボールでも精度の高さが活用されている。


コンタクトと空中戦の強さも兼備する鈴木優磨、宇佐美貴史と良く似た「機能性」


 鈴木もチームトップの10ゴール。アシストも名古新太郎に次ぐ4アシスト。ファジーなポジショニングでパスを引き出し、優れたアイデアでチャンスを作り出す。コンタクトの強さと空中戦は宇佐美にはない鈴木の長所だ。

 宇佐美と鈴木は似ているようには見えないが、チームの中の機能性はとても良く似ている。共通点はインスピレーション。瞬間的な判断、アイデアが秀逸で、技術の高さと多彩さが前提とはいえ、ほかの選手には思いつかないような意外性のあるプレーをする。

 即興の名手。予め決まったプレーをするわけではないので、組織に組み込めるタイプではない。自由にやらせたほうが本人のためにもチームのためにもなる。

 宇佐美はあまり守備をしっかりやる印象がなかった。ところが現在は精力的に守備をしていて、戻ってポジションの穴を埋め、スライディングタックルでボールを奪うなど、新たな一面を見せている。負傷から回復してコンディションがいいのだろう。鈴木はもともと守備でも献身的。2人とも守備に関してはメッシよりだいぶ貢献度は高い。

 宇佐美、鈴木はアシストに回ることも多く、その時にゴール前で得点を狙えるパートナーが必要だ。鈴木は名古がうってつけのパートナーになっている。宇佐美は坂本一彩、山田康太、ファン・アラーノと一定しないものの、いずれも能力が高く相性も悪くない。

 メッシとハメスは世界でも例外的な自由人なのだが、リーグで優勝争いをするチームに2人もいるのは、けっこう珍しい現象かもしれない。

(西部謙司 / Kenji Nishibe)



◆【鹿島】関川郁万が「手強い」と警戒する鳥栖の選手とは? シーズン後半戦へ「全部勝つしかない。リーグも天皇杯も。全部勝っていきたい」(サカノワ)






「戦術的なことは積み重ねてきたので、いい感じです。今まで半年間積み重ねてきたことを、さらにアップデートできたトレーニング期間になりました」


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◆【鹿島】関川郁万が「手強い」と警戒する鳥栖の選手とは? シーズン後半戦へ「全部勝つしかない。リーグも天皇杯も。全部勝っていきたい」(サカノワ)


三竿健斗の復帰に「知念(慶)くん、(柴崎)岳くん、(佐野)海舟とも違うタイプのボランチで、すごく頼りになる存在が帰って来てくれた」


[J1 25節] 鹿島 – 鳥栖/2024年8月7日19:00/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズのDF関川郁万が8月5日、オンラインによる取材に応じて、7日のリーグ再開となるサガン鳥栖戦とシーズン終盤戦に向けて抱負を語った。

 来月13日で24歳になる堅牢堅固のセンターバックは、このサマーブレイク期間中、「戦術的なことは積み重ねてきたので、いい感じです。今まで半年間積み重ねてきたことを、さらにアップデートできたトレーニング期間になりました」と頷く。

 鳥栖には今季のアウェーゲーム、当時低迷していた鳥栖に2-4の逆転負けを喫している。その鳥栖に対して、関川はセンターフォワードのマルセロ・ヒアンに仕事をさせない――と意を決する。

「監督が変わらず継続されていて、やるべきことの共通意識を持ってできています。前にターゲット(マルセロ・ヒアン)がいるので、手強い相手ではあります。(鳥栖対策について)ミーティングで話し合いました。トレーニングでも、相手のストロングを消すようなこともしてきました。同じシーズンでは二度は負けられないし、ホームなので勝たないといけないと思います」

 この中断期間には三竿健斗が復帰した。最終ラインにとっては心強い存在であり、「健斗くんがいると違和感なく、今は全員を鼓舞する姿があります、知念(慶)くん、(柴崎)岳くん、(佐野)海舟とも違うタイプのボランチで、すごく頼りになる存在が帰って来てくれたと思います」と歓迎していた。

 そして屈強DFはシーズン終盤に向けて、「全部勝つしかない。リーグも天皇杯も。全部勝っていきたいと思います」と決意を示した。

 関川のここから一つ突き抜けるような活躍なくして、鹿島のリーグ優勝はない。苦しい時、鹿島の「5番」がチームを助ける――そんなビッグプレーを期待したい。