ページ

2024年8月26日月曜日

◆【採点&寸評】鹿島4位後退、連戦の疲労でパワー出せず…鈴木優磨がPKで1点返すも東京Vに1―2(報知)






DF植田直通【5・0】アウェー2連戦となり、身体だけでなく、頭の疲労も顕著だった。無念の途中交代

DF関川郁万【5・0】植田同様に判断力を欠く。センターバックは連戦OKという概念は、日本の夏場には通用しないとみるべきかもしれない


全文はこちらから
◆【採点&寸評】鹿島4位後退、連戦の疲労でパワー出せず…鈴木優磨がPKで1点返すも東京Vに1―2(報知)






◆明治安田J1リーグ▽第28節 東京V2―1鹿島(25日・味の素スタジアム)

 鹿島は東京Vに1―2で敗れ、4位に後退した。首位の町田とは勝ち点6差。

 採点と寸評は以下の通り。

ポポヴィッチ監督【5・0】佐野がいれば、知念がいれば、チャブリッチがいれば…という内容に「してしまった」

GK早川友基【6・0】2失点は悔やまれるが、防いだ分の働きぶりは十分に評価したいところ

DF濃野公人【5・5】山見の対応に手を焼く。シュート3本はいずれもあと一歩で仕留められなかった

DF植田直通【5・0】アウェー2連戦となり、身体だけでなく、頭の疲労も顕著だった。無念の途中交代

DF関川郁万【5・0】植田同様に判断力を欠く。センターバックは連戦OKという概念は、日本の夏場には通用しないとみるべきかもしれない

DF安西幸輝【5・0】違いを見せられず、サイドバックがプラスワンになりたい場面で加勢できず

MF三竿健斗【5・0】前半はスローテンポな展開に合わせてしまい、守備も攻撃もパワー不足に。オープンになった後半も馬力が足りなかった

MF柴崎岳【5・0】2失点目は準備のミスから。1つ1つの精度は低くないものの、流れを切るプレーも散見

MF師岡柊生【5・5】突破力を発揮する場面もあったが、アタッキングサードではもっと強引さが必要

MF名古新太郎【5・0】疲労でなかなか後ろがついてこれない状況のプレスには限界もあった。決定機もGK正面へ

MF仲間隼斗【5・0】「ノッキング」と「タメを作る」は紙一重だが、受けたあとの次が繰り出せなければそれは「ノッキング」

FW鈴木優磨【5・5】PKで1得点。相手守備網の外側でボールを受けることは決して悪いことではないが、あくまでオプションの1つ。中央で怖さを、の割合をもう少し高めたい

MF藤井智也【6・0】後半14分IN。諸刃の剣ではあるものの、PK獲得で一矢報いたことは評価したい

FW田川亨介【5・0】後半21分IN。使われてナンボの選手。完全フィットに時間を要するプレースタイルかもしれないが、残り10試合、悠長なことは言ってられない

MFミロサブリェビッチ【―】後半46分IN。出場時間短く採点なし

MF樋口雄太【―】後半46分IN。出場時間短く採点なし

MFターレス【―】後半46分IN。出場時間短く採点なし

笠原寛貴主審【6・0】「今日は非常に良かったと思います。後半戦で初めてです」とポポヴィッチ監督談

※平均は5・5~6・0点。(採点・岡島 智哉)



◆【番記者の視点】鹿島失速 リーグ戦8敗は全て敵地…アウェーで勝てない理由と、挽回のために必要なこと(報知)






優勝争いに加わるだけの成果を残してきたこのサッカーを捨てることは論外でもある。だが「現状維持」「積み上げてきたものを出す」「やり続けるしかない」だけでは厳しくなってきた。何かしらの変化、チャレンジは必要だ。


全文はこちらから
◆【番記者の視点】鹿島失速 リーグ戦8敗は全て敵地…アウェーで勝てない理由と、挽回のために必要なこと(報知)





◆明治安田J1リーグ▽第28節 東京V2―1鹿島(25日・味の素スタジアム)

 鹿島は東京Vに1―2で敗れ、4位に後退した。首位の町田とは勝ち点6差。

*  *  *

 チームとして集中力を欠いていた。天皇杯甲府戦から中3日、連戦による身体、メンタル両面での消耗、暑さの影響を感じさせる試合内容となった。

 体ではなく、頭が疲れているばかりに、判断を誤ってしまうシーンが散見された。

 状況は違うが、2失点ともに一瞬の隙を突かれた形だった。攻撃にも迫力が出なかった。決定機を生かせなかったことを悔いるよりも、もっと決定機を作れたのに、アクセルを踏めずに攻めの姿勢を欠いてしまったことを悔いるべきだ。

 もともと、選手層が厚いチームではない。そこに佐野海舟が抜け、知念慶、チャブリッチは負傷離脱中。今夏に新加入した3人(FW田川亨介、MF三竿健斗、MFターレス)も、まだまだフィットしているとは言い難い。台所事情は苦しい。

*  *  *

 ポポヴィッチ監督が志向するサッカーは「攻守一体」のサッカーであり、単純な走行距離やスプリント数といったデータで計れるものではない運動量と、それをコントロールする判断力が求められる。言い換えれば「心身一体」でなければ成立せず、肝心なところでガス欠で頭が回らなくなり、あと一歩が出なくなってしまう。

 選手によると、やはり大声援を受けるホームでの試合では、この「あと一歩」が出るようになるそうだ。今季リーグ戦は14勝6分け8敗だが、この8敗は全てアウェー戦。中2日や中3日の試合で勝てないこと、終盤の失点が多いことを含め、「心身一体」の状況が出せない状況で、ことごとく勝ち点を落としている。

 どんなサッカースタイルにも長所と短所が存在するが、今季の鹿島は集中力を高く保ち、馬力が発揮できる状況でないと、パフォーマンスが低下してしまう特徴がある。

 では、最終的に順位をあと3つ上げるためにはどうすればいいのか。

 もっといろいろな選手を使うだとか、先手必勝に特化するだとか、磐田や浦和がやってきたように後半勝負の布陣を組むだとか、方法こそいろいろなものがあるが、何が有効かはやってみないとわからない。

 柴崎岳が言った「特効薬はない」というコメントは言い得て妙であり、優勝争いに加わるだけの成果を残してきたこのサッカーを捨てることは論外でもある。だが「現状維持」「積み上げてきたものを出す」「やり続けるしかない」だけでは厳しくなってきた。何かしらの変化、チャレンジは必要だ。

*  *  *

 残り10試合で、首位町田との勝ち点差は6。得失点差が11離れているので、実質7差と考えるべきだろう。2位広島とは4差、3位神戸とは1差。町田、広島とはホームでの直接対決を残しているので、終戦ムードに入るのはまだ早いが、もう一敗もできない状況だと言える。ここは一度、今までとは違う方法で、ギアを入れ直す必要がある。(岡島 智哉)



◆【鹿島】先制チャンス逃し痛い敗戦、悔やむ指揮官「われわれのつたなさが出た」首位町田と勝ち点6差に(中スポ)






ポポヴィッチ監督は「互角(の展開)ではあったが、(シュートを)決めるべきときに決め切れなかった。われわれのつたなさが出た」と唇をかんだ。


全文はこちらから
◆【鹿島】先制チャンス逃し痛い敗戦、悔やむ指揮官「われわれのつたなさが出た」首位町田と勝ち点6差に(中スポ)





 鹿島が痛い敗戦を喫し、首位町田との勝ち点差は「6」となった。終了の笛が鳴ると、選手たちはヒザに手をつき、ガックリとうなだれた。相手は前節終了時点で12位の東京V。逆転優勝を果たすためには下位相手の落とせない一戦だったが、1―2で敗れた。ポポヴィッチ監督は「互角(の展開)ではあったが、(シュートを)決めるべきときに決め切れなかった。われわれのつたなさが出た」と唇をかんだ。

 先制のチャンスを逃したのが悔やまれる。後半7分、カウンターから師岡がラストパス。名古が走り込み、そのまま左足ダイレクト弾を放ったが、相手GKに阻まれた。

 逸機の背番号30はぼうぜんとし、そして同18分、山見に0―0の均衡を破られた。切れ味鋭い山見に手を焼いていた鹿島守備陣はその25歳に2点目も献上。追加タイムに突入する寸前に鈴木のPKで1点を返し、その後も猛攻を見せたが及ばなかった。



★2024年J1第28節 鹿島vs東京V(味スタ)ツイートまとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)