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清水が、元日本代表で鹿島のMF本田拓也(28)を完全移籍で獲得することが22日までに分かった。関係者によると既に契約も大詰めの段階を迎えており、近日中にもクラブから正式発表される。
本田は、08年に法大から清水に入団した。高い守備能力と展開力を評価され、1年目から開幕スタメンを飾るなど1ボランチとして定位置をつかんだ。清水での活躍が評価され、北京五輪に出場。10年にはザッケローニ監督の下、日本代表にも選出された。
しかし、11年に鹿島へ移籍すると、右足首のけがで出遅れて昨季までの出場はわずか11試合。今季は開幕から7試合でピッチに立っているが、すべてが途中出場にとどまっていた。出場機会を求めて新天地を模索していた本田には、複数のクラブからオファーが届いたが、プロとしての第1歩を刻んだ親しみのある古巣を再出発の地として選択。
2年半ぶりの復帰となる本田が定位置を狙う清水のボランチは、現在、ロンドン五輪日本代表のMF村松とMF杉山。加えて、今季から台頭したMF竹内が主に務めている。本田の加入で、さらに激しいレギュラー争いが予想される。
◆本田拓也(ほんだ・たくや)1985年(昭60)4月17日、神奈川県生まれ。桐光学園高-法大から08年清水に入団。同年、北京五輪出場。10年9月にはザッケローニ監督初陣のアルゼンチン戦で日本代表初招集。J1通算83試合2得点。177センチ、75キロ。