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2013年8月8日木曜日

◆【スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI 鹿島 vs サンパウロ】パウロ アウトゥオリ監督(サンパウロ)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00159683.html

8月7日(水) スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI
鹿島 3 - 2 サンパウロ (19:02/カシマ/26,202人)
得点者:25' 大迫 勇也(鹿島)、39' 大迫 勇也(鹿島)、58' ガンソ(サンパウロ)、75' アロイージオ(サンパウロ)、90'+2 大迫 勇也(鹿島)

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●パウロ アウトゥオリ監督(サンパウロ):

「まず鹿島アントラーズにおめでとうと言いたいです。試合に関しては、観る人に、非常に良い試合を提供できたと思います。サンパウロFCに関しては、前あまりよくありませんでした。後半に入りましてから、縦に仕掛けることで良いゲームができたと思います。それで同点に追いつくことが出来ました。最後の相手の3点目は残念な場面でした。我々はほとんど試合を決めかかっていたところで、相手にゴールを決められてしまいました。ここで敢えて強調したいのは、選手たちがリアクションする能力です。我々は、このツアーのなかでほぼ1週間の間に4試合を行いました。消耗度の激しい中で、2点のビハインドを同点にまで持っていけたことは非常に重要なことです。その先に、勝てなかったというのは、やはり経験が不足しているということだと思います。ただ、それは若いサッカー選手にとっては起きることです。彼らには良い経験になると私は信じています」

Q:ガンソ選手はゲームの中で良くなった。後半は、得点もしたしアシストもしました。彼の改善についてお願いします。

「ひとつ言えることは消耗・疲労ということです。日本に来る前のベンフィカ戦は非常にスタートが遅い試合でした。試合が流れるにつれてエンジンがかかってくるというのは疲労の影響だと思います。ガンソについては、偉大な選手であることは間違いありません。今日、彼ができたことからも彼が調子を取り戻していると信じていますし、ブラジルに帰ってからも今日以上のパフォーマンスを続けられる、しかも90分間、全ての試合において、と私は信じています」

Q:サンパウロが非常に押していた時間帯に、20番のルーカス・エヴァンゲリスタ選手が奇をてらったパスをしていましたが、それがミスに繋がっていましたが、それが選手の経験不足を示しているのか?彼にはどういう指導をするのか?

「ちょっとオシャレなパスを狙ってミスをしてチームの流れを止めたことは、起きてはならないことです。ただ、彼の良いところもあります。ベンフィカ戦でも途中から入って良いプレーをしました。一方的にミスを責めるのではなく、彼を諭しながら、公の場所で叱るのではなく、しかるべきタイミングで指導していこうと思います」

Q:今日、3点を決めた大迫選手については、戦前の評価と実際にご覧になられてどのような選手という印象を持ちましたでしょうか?

「選手の評価というのは、セレーゾ監督やみなさんジャーナリストがすることであって、相手チームの選手を評価する必要はないと思います。私がするべきなのはサンパウロFCの評価です。ただ、鹿島アントラーズに関しては常に良い選手を輩出しているクラブです。大迫選手についてもクラブを代表する偉大な選手になると思います」

Q:今日の試合、2点リードをされた後、この日程の中での選手の頑張りに驚きました。監督がハーフタイムに怒ったのでしょうか?それともブラジルの伝統でしょうか?

「先ほども言いましたように、移動しながら選手は飛行機で寝たりしてきました。いざ試合になっても体が動かない。そうして動かしていく中で、徐々に徐々にいつも通り体がスムーズに動き始める。そういったことを感じ取れました。それはベンフィカ戦でも顕著でした。ここで言いたいのは、そういった中でも個々の選手が自分の個性を奮闘したことを改めて強調したいです。選手たちはまだ若く熟成しなければなりません。経験の無さがありました。33番のディフェンダーのルーカスはまだ17歳です。こういった局面の試合を重ねることで、選手たちは成長していきます。ドイツから始まってポルトガル、日本と、ひとつひとつ経験を重ねてきています。今日も、その中で選手たちは強い意志を持って、なんとかビハインドをひっくり返そうとして頑張りました。もう少しで勝利を手にする手前までいけたことを強調したいです。3点目は非常に残念でしたが、これから先は、チームに足りないところをトレーニングで補っていきたいと考えています」

Q:このツアーの総括をお願いします。あとルイス・ファビアーノが帯同しませんでしたが、ブラジル全国選手権では復帰できそうですか?

「ファビアーノについては、着々と回復している。現地に戻らないと状況はわからない。8日間で4試合を行いました。大きな負荷でしたが、選手たちはそれによく答えてくれたと思います。献身的に頑張ってくれました。ブラジルに帰って、二日後に全国選手権の試合があります。これは殺人的なスケジュールです。その困難なスケジュールの中でチームは団結しました。これは大きな点です。さらに今日のように強い気持ちを持って試合に挑めました。今日犯した小さなミスで結果は得られませんでしたが、それはブラジルに持ち帰って、全国選手権は降格圏にありますけど、ここから這い上がりたいと思います」

以上