http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130818-OHT1T00112.htm
◆J1第21節 鹿島1―0新潟(17日・カシマスタジアム) 跳びはねた。雄たけびを上げた。鹿島FW大迫が終了間際の後半43分、DF前野からのクロスに左足で決勝弾。3試合ぶりのゴールで、チームは今季のホーム無敗を10に伸ばした。
右内転筋の違和感を訴え、16日の練習を回避した。出場も危ぶまれたが、「昨日休んだから不安はなかった。勝てて良かった」。視察に訪れた日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)は、直前にスタジアムから去ったため、“御前弾”とはいかなかったが、前半から積極的な動き出しでゴールに迫った。痛みを感じさせないプレーで攻撃陣をけん引し、フル出場を果たした。指揮官の帰宅を知ると「マジで!? 全然いいけれど」と笑ったが、得点以外でも十分アピールした。9番を背負うストライカーに、鈴木満強化部長(56)は「1、2回しかないチャンスを決めて、勝ちにつなげるのがエース。代表に選んでほしい思いもある」と再招集を期待した。
これで、自己タイ記録となるシーズン9点目。「まだこれから。シーズンは長いし、もっと取ります」。コメントにはエースとしての自覚が込められていた。