http://www.sanspo.com/soccer/news/20130829/jle13082905030006-n1.html
J1第23節(28日、清水4-3鹿島、アイスタ)鹿島のFW大迫が、いきなり存在感を見せ付けた。開始わずか11秒、MF遠藤の右クロスを「いいボールが来た。流し込むだけだった」と右足でゴール左隅に押し込んだ。2-3で迎えた後半23分にもPKを決め、3戦連発で昨季の9得点を大きく上回る13得点目。7月の東アジア杯以来となる日本代表入りをアピールした。
しかし、チームは3-4と逆転負け。敵地では7戦ぶりの白星に導けず、「もっと決められた」「まだまだ(実力が)足りない」と悔しさを連発した。ただ、それもエースとしての立場を自覚してのもの。「ゴール前のポジションはうまく維持できた」と、最後まで相手DFの脅威となった。
ゴール量産で日本代表への定着が期待される。本人は「まったく気にはしていない」と平静を装いつつ、「ゴールを決め続ければついてくる」と意欲も。昨年のロンドン五輪代表入りを直前で逃した悔しさを、来年のブラジルW杯で晴らす。その準備は整ってきた。 (望月文夫)