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2013年9月3日火曜日

◆「自分を試してみたい」海外組と初合流の大迫に内田もサポート約束(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/402269_124615_fl

 7月の東アジア杯以来の代表復帰を果たした日本代表FW大迫勇也(鹿島)が初めて海外組にまじって練習を行った。大阪合宿初日。戦術練習では1トップの位置に入り、2列目に並んだMF本田圭佑、FW岡崎慎司、FW清武弘嗣という海外組との連係を確認した。

「(試合で海外組と一緒にプレーして)どうなるかやってみたいし、自分を試してみたい」。練習中には本田から声をかけられるシーンもあった。「戦術的なことだけど、そんな深い話じゃない」と苦笑いしながらも「一人ひとり能力の高い選手がたくさんいるので、そこに負けじとがんばりたい」と意気込む。

 東アジア杯は国内組で臨み、大会初優勝。大迫もオーストラリア戦で2得点を挙げるなど結果を残したが、8月14日のウルグアイ戦では落選した。しかし、その後のJリーグでゴールを量産。自身初となる4試合連続ゴールを記録し、代表に合流した。

「(チームと代表では)サッカーも違うし、やり方も全然違う。でも、自分のプレーをブレずに出すことが大事。攻撃のときはあまり考え過ぎずにやりたい」。そう自信を持って話すのも、チームでそれだけの結果を残してきた自負があるからだ。

 元チームメイトも大きな期待を寄せる。大迫がプロ1年目だった09年から1シーズン半、鹿島で一緒にプレーしていたDF内田篤人(シャルケ)は「大事なときに点を取れる選手というのは、世界を見てもなかなかいない。そういう選手がいるチームが強いし、点を取るべき選手が取るチームが勝っていく。そういう選手になってほしい」と、その得点感覚と決定力を高く評価している。

「久しぶりに会ったら茶髪になっていてチャラチャラしていたけど、体つきも存在感がある感じになっていた」。そう冗談交じりに語った内田。「点を取るだけでなく、ゲームメイクもポストプレーも器用にできる選手。それが代表で生かされればいい。一緒にやっていたので、彼の特長も生かしながらやりたい」と、全面サポートを“約束”していた。

(取材・文 西山紘平)