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[10.19 J1第29節 鹿島1-2浦和 カシマ]
痛恨の一敗を喫した。3連勝で4位に浮上していた鹿島アントラーズは19日、勝ち点1差で3位の浦和レッズと対戦し、1-2で敗れた。前半に先制点を許した鹿島は後半15分にFWダヴィが立て続けに警告を受けて退場となり、数的不利での戦いを強いられた。
FW大迫勇也は「後半は絶対にチャンスがあると思ったんだけど…。ああいう(一人少なくなる)展開になると厳しい。あの挑発に乗っちゃダメだよね。(浦和は)前半から退場させてやろうとしていた感じだったでしょ?」と、DF森脇良太を叩き、2枚目のカードを受けて退場となったダヴィの行為を批判した。
ダヴィの愚行については、トニーニョ・セレーゾ監督も「ハーフタイムにもサッカーに集中してくれと話したが、試合で熱くなって自制心を失ってしまった。究極の選択として退場と失点のどちらかを選んで欲しいと言われたら、失点を選ぶ」と不満を隠さなかった。
1人少なくなった鹿島だが、10人になってからもMF小笠原満男を中心に反撃の糸口を探りながら戦った。後半42分には相手のミスを逃さずに、大迫が豪快なボレーシュートを決めて1点を返している。
2トップの間は、ダヴィの少し後方でプレーしていた大迫は「前でやりたいというのはあったのですが、一つ低い位置だったので。でも、次は(最初から)前でできると思うし、まだ終わっていないから。次に切り替えます」と、足早にミックスゾーンを後にした。
(取材・文 河合拓)