http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20131116-OHT1T00211.htm ◆第93回天皇杯 ▽4回戦 鹿島1―3広島(16日・カシマほか) J1勢による4回戦が行われ、前回覇者の柏が大分に0―1で敗れた。来季J2に降格する大分は初のベスト8進出となった。昨季J1王者の広島はMF高萩洋次郎(27)の2得点などで鹿島に3―1と快勝し、清水を1―0で下した仙台とともに準々決勝に進んだ。
広島は、MF高萩が2ゴールを挙げる活躍で、08年度大会以来となるベスト8に進出した。前半から試合を支配した。まずは28分だ。背番号10は、ゴール前でこぼれ球に反応し、右足で先制弾。「自分があそこに走れたのは評価したい」と納得の一発だった。さらに2―0の同ロスタイムに2発目。「鹿島は力がある。こういう相手に勝てたのは次につながる」と首位・横浜Mに勝ち点2差で3位のリーグ戦へ弾みをつけた。
福島・いわき市出身。この日は両親も観戦に訪れていたという。「結果を出せたのは重要。この大会もリーグ戦も、優勝を目指して戦っている」。リーグ戦最終節では再び鹿島と対戦する。「相手がウチとやりたくないと思ってくれれば最高です」と笑顔。7月の東アジア杯では日本代表の優勝に貢献するなど、注目を集める27歳がチームを2冠に導く。