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2013年11月17日日曜日
◆大迫、反撃弾に本田同点弾もアシスト!1トップ大当たり!(報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20131117-OHT1T00015.htm
◆国際親善試合 オランダ2―2日本(16日、ベルギー・ゲンク、クリスタル・アレナ) 大迫が1トップ争いに猛アピールだ。オランダに0―2とリードを許し戦意を喪失しかけていた前半44分、FW大迫勇也(23)=鹿島=が1点差に迫るゴールでチームに流れを呼び寄せた。ベストメンバーから4人を代えて先発させたアルベルト・ザッケローニ監督(60)の采配もズバリ。来年6月のブラジルW杯へ大きな希望を抱かせるドローとなった。
完敗モードを一変させた。大迫が、オランダ相手に強烈なインパクトを残した。2点を先行され、反撃の糸口が見えない前半44分だ。MF長谷部のパスを受けた背番号18は、ダイレクトで右足を振り抜き、ゴール左隅へ決めた。「1点取ればわからないと思った。取れて良かった」。東アジア杯オーストラリア戦(7月25日・韓国)で2得点して以来、自身代表3ゴール目に喜びを爆発させた。
来年のブラジルW杯本番でも優勝候補に挙げられる強豪との一戦。1トップで先発したのは柿谷でなく大迫だった。「(代表が)点が取れてなかったので結果を出すことしか考えていなかった」。10月の東欧遠征では代表落ち。「11月のためにJリーグで頑張るだけ」との宣言通り、落選直後のF東京戦(10月5日)から湘南戦(11月10日)まで鹿島史上初となる1シーズン2度目の4戦連発を記録。昨年の倍となる18ゴールは得点ランク3位タイだ。Jリーグでの勢いをそのままに欧州に乗り込んだ。
後半15分には、ポストプレーから本田の同点弾をアシスト。全得点に絡み、同28分に交代するまで1トップとして、しっかり仕事をこなした。勝負強さの秘密は、マイペースぶりにもある。どんな状況でも周りに流されることはない。本田や香川に学びたいことを問われても「そういうタイプじゃないからね」と笑う。東アジア杯後も鹿島イレブンは「変わったところはないよ」と口をそろえた。日本屈指のストライカーに成長しても、練習後には「おなかすいたよ~。帰っていい?」と無邪気に報道陣に接するなど気負いはない。
9月のグアテマラ戦前には、スパイクを新調。ナイキ社が足型を測定し、かかと部分を厚くするなど“大迫オリジナル”を用意。同社関係者も「日本のエースになってくれれば」と期待する。「勝ちきれないところは何かが足りない」と結果に満足はしていない。停滞感漂っていたザック・ジャパンにニューヒーローが現れた。