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2014年1月15日水曜日

◆[AFC U-22選手権]先発7人変更の手倉森ジャパン、クウェートと引き分け2戦連続ドロー(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/412089_131497_fl



[1.14 AFC U-22選手権グループC第2節 日本0-0クウェート]

 オマーンで開催中のAFC U-22選手権は14日、グループリーグ第2節を行い、U-21日本代表はU-22クウェート代表と対戦し、0-0で引き分けた。2試合連続のドローに終わり、手倉森ジャパン初勝利はならず。16日の最終節ではグループリーグ突破を懸け、すでに準々決勝進出が決まっているオーストラリアと対戦する。

 3-3で引き分けた12日のイラン戦からはGK櫛引政敏(清水)、DF西野貴治(G大阪)とDF植田直通(鹿島)の両CB、FW鈴木武蔵(新潟)を除く先発7人を変更。右SBの松原健(大分)、左SBの亀川諒史(湘南)、MF喜田拓也(横浜FM)とMF為田大貴(大分)のダブルボランチ、右MFの矢島慎也(浦和)、左MFの金森健志(福岡)、FW荒野拓馬(札幌)が今大会初先発となった。

 日本は前半10分、松原の縦パスから矢島が右サイドを抜け出し、ゴール前にクロス。金森が落としたボールを荒野が左足で狙ったが、DFに当たったシュートは惜しくも左ポストを直撃した。同19分には金森が左サイドを個人技で突破。折り返しのこぼれ球を矢島が狙うが、GKのセーブに阻まれた。

 立ち上がりからチャンスをつくるが、なかなか先制点を奪えない。前半27分には右サイドの松原が中央にパスを通し、荒野がターンから右足でミドルシュートを打ったが、惜しくもゴール左に外れた。クウェートは前半43分、長い距離のFKにDFハジャーが飛び込み、GKの目前で合わせたが、櫛引が鋭い反応でセーブ。ピンチをしのぎ、前半はスコアレスで折り返した。

 日本はハーフタイムに選手交代。為田を下げ、イラン戦で1ゴールを挙げたMF原川力(京都→愛媛)を投入した。後半2分には矢島のパスから右サイドを駆け上がった松原がクロス。DFがクリアしたこぼれ球をPA外から原川が右足ダイレクトボレーで合わせたが、クロスバーを叩いた。逆に同7分、クウェートは右サイド角度のない位置から蹴ったMFファイサルのFKがポストを直撃。クウェートの攻撃に対して日本の守備が後手に回り、ピンチを招くシーンもあったが、最後のところで粘り強く対応した。

 後半14分には鈴木のパスを受けた金森が左サイドから1対1で仕掛け、DFをかわして中に切れ込むが、右足のシュートはGKが弾く。同18分、金森に代わってイラン戦でスーパーミドルを決めたFW中島翔哉(東京V)がピッチに入ると、同26分に左サイドからカットイン。迷わず右足を振り抜いたが、ミドルシュートはゴール上へ。後半28分には松原の縦パスを受けた荒野が右足でシュートを打ったが、GKにキャッチされた。

 徐々にリズムをつかみ、クウェートを押し込んでいく日本だが、1点が遠い。後半34分、最後の交代カードを使って荒野に代えてFW浅野拓磨(広島)を投入。グループリーグ突破のためにも1点を取って勝ち点3を奪いたいが、後半41分、矢島のラストパスから中島が放ったシュートもGKの好守に阻まれた。終盤は一方的に攻め立てたが、最後の決め手を欠き、0-0のまま試合終了。2試合連続の引き分けに終わった。

 グループCは第2節を終えてオーストラリアが2連勝で勝ち点を6に伸ばし、首位通過が決まった。日本は2試合連続ドローで勝ち点2ながら2位。イランとクウェートが勝ち点1で並んでいる。日本は16日の最終節でオーストラリアと対戦。グループリーグ突破へ、勝利が是が非でも欲しい一戦となる。