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2014年3月24日月曜日

◆【J1:第4節 鹿島 vs C大阪】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00169909.html

3月23日(日) 2014 J1リーグ戦 第4節
鹿島 0 - 2 C大阪 (15:04/カシマ/32,099人)
得点者:19' 長谷川アーリアジャスール(C大阪)、86' フォルラン(C大阪)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:ヤマザキナビスコカップの時は『選手が寝ていた』と仰っていました。今日はそこまで悪いことはなかったと思いますが、何が結果に結びつかなかったのでしょうか?
「水曜はどうしても休む期間が短かったので、多少疲労性の影響もありうるだろうという予測の元で送り出しました。ただ、今日に関しては試合の重要性や意味において、何も言わずとも意欲や目的意識は自然に高まりますから、そういった部分に関しては立ち上がりから最後の終わり方まで非常に良かったのではないかと思います。

試合に関しては全て起きたことが頭に入っているかと言ったらそうはいきません。敗戦後ですので、どうしても頭に血が上っている状態です。全部、明確に頭の中で整理できているかといえば整理できていない部分もあります。ただ、その上で発言させてもらうと、攻撃に関してはボックス付近までは運ぶのだけれど、そこからの崩しがうまくできていない部分がありました。ラストパスやフィニッシュや斜めの侵入の仕方だったり、もう少しそこから深さやゴールに向かうことが動き出しやパスでできるのに、それが少し消極的になっていたというところで交代策で改善しようという狙いがありました。大きなこの試合においての違いは、攻撃陣の技術力というか技術が上手くいった攻撃陣が試合の中で違いを見せたのではないかと思います。どうしてもセレッソさんの攻撃陣というのは質の高い選手がいますし、技術能力も高いですから、ペナルティエリア付近やエリア内では我々よりも精度や正確さでは良かったところが違いだったと思います。残念ながらうちの攻撃陣は、うまく技術的なところで物足りないところがありました。彼らとの差はどうしてもあるものなので、その差の中で能力や質が普段に比べて大きかったと思います。
お客さんという意味ではすごくよかったと思います。これだけのお客さんが見に来てくれるということは選手にとってもクラブにとってもよかったと思います」

Q:3万2千人を越えるサポーターが入った一方で無観客試合もありました。改めてサポーターについてコメントをお願いします。
「これだけ多くのお客さんがいたほうが、サッカーのスペクタクルに関しては良いと思います。サッカーはファンがいて、サポーターがいて、そうした方々がTVを見たり、スタジアムに来たりすることで魅力が加わります。当然ながら競争力の高いチームがピッチに立てばおもしろい試合が見られ、それに対してサポーターが建設的な応援合戦をしていけばとても良いと思います。お客さんがいることは良いことだと思いますし、お客さんがいないというのは何らかの理由があってのことだと思います。我々は我々がやるべきこと、お客さんを魅了することをやり続けなければいけないと思います。

交代をハーフタイムで2つしましたけれど、先ほど言った通り、ラストパスや斜めの侵入が無かったということで、もう少しそういったところを本山選手の経験からできるのではないかと求めた部分がありました。非常に良い試合への入り方をしたと思います。豊川選手は前半で打撲したところがあってジャイール選手を入れたのですが、お客さんが多かったせいかデビュー戦だったせいか、ちょっと緊張があったのかもしれません。僕の観点から期待したパフォーマンスには達しませんでした。緊張やデビュー戦ということがあったのかもしれませんが、あまり思ったような形にはなりませんでした。最後、カイオ選手を入れて、ダヴィと代わって入れたのですが、今日はダヴィがボールと仲良くなれない日でした。そういう日も選手にはあるので、うまく収まるというか、ボールが自分の足下に吸い付かないところがあったのでカイオを入れました。カイオはどうしても若い部分があるし、ホームスタジアムの雰囲気に緊張もあったのかもしれません。動き出しの部分では思ったようなプレーをしてくれた部分もありましたし、できなかった部分もありましたが、まだ若いので修正しなければいけない部分があるのは当然ですし、だいぶ良かったのではないかと思います。今日は遠藤選手も非常にすばらしいパフォーマンスを前後半共に継続して、運動量や積極性を見せ続けたと思います。ダブルボランチに関しても良かったですし、あとは青木選手が今までの培った経験からしてみれば、もうちょっと落ち着いてあのゾーンからのビルドアップをもう少し期待したようにできるのではないかと思います。ただ、チーム全体としては非常に積極性を持ってアグレッシブさを出していました。若いチームですので浮き沈みはあるかもしれないし、強豪だったり、個の能力の高い選手とあたって失敗することもあるだろうし、得ることもあるだろうと思います。ただ、我々はそのまま前進し続けなければいけないのであって、再び謙虚さをもって練習に向かい、真摯に取り組んでもらえば必ず成長があると思います」

以上