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Jリーグは20日、鹿島アントラーズに対して始末書の提出を命じる譴責処分を科すことを発表した。問題が起きたのは、5月3日(土・祝)のJリーグ第11節・柏レイソル戦。鹿島アントラーズサポーターがピッチ内に太鼓のバチを投げ込み、試合を中断させ、さらに警備員に暴力行為を働いた。
Jリーグは、「試合中断や選手への威嚇などが目的ではないものの、本人の不適切な態度により、結果としてピッチへの物の投げ込みで試合を中断させ、その後、同サポーターは警備員に対し暴力行為をはたらいた」と、鹿島サポーターの不適切な行動を説明。「ホームクラブの柏レイソルは当該試合当日、警備員増加、所轄警察署との連携強化により場内の安全確保に努め、また事件発生後は柏レイソル、鹿島アントラーズの両クラブ連携のもと迅速な対応が行われた」と事件後の両チームの対応を評価しつつも「しかしながら、鹿島アントラーズは、過去柏レイソル戦にて発生した鹿島アントラーズサポーターによるトラブルに鑑み、サポーターを適切に管理する体制をとるべきであったが、秩序ある適切な態度を保持させることができなかった。よって本件は、『2014Jリーグ規約』第51条[Jクラブの責任]第4項に反するものであり、当該サポーターを管理する鹿島アントラーズの責任を問わざるを得ないものである」と、処分を下すことになった経緯を説明した。
Jリーグは、鹿島に対して始末書を提出する譴責処分を科すこととなった。
なお、鹿島は該当サポーターに対して、鹿島戦のホームゲームおよびアウェーゲームへの無期限入場禁止の処分を科している。