http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140728-OHT1T50206.html
日本代表監督への就任が決まったハビエル・アギレ氏(55)が、若手発掘のため日本と韓国を往復する。日本サッカー協会の原博実専務理事(55)が28日、都内で「U―21日本代表の合宿は行ければ行くでしょう。アジア大会も行くと思う」と明らかにした。
新監督は就労ビザを取得でき次第、来日する予定。順調なら来月10日前後に日本で会見する。U―21日本代表は同11~13日まで福岡で合宿。原専務理事によれば「ビザが間に合えば1日だけでも行くでしょう」と明かし、U―21の視察がアギレ氏の“初仕事”となる可能性が高い。
長谷部誠(30)、本田圭佑(28)、長友佑都(27)らブラジルW杯の主力の多くは、4年後のロシアW杯では30代前半から半ばに差しかかり、力のレベルは不透明だ。U―21日本代表はC大阪のMF南野拓実(19)、川崎のMF大島僚太(21)、鹿島のDF植田直通(19)らJ1で活躍する選手がそろう。若手の育成や新戦力の発掘は新生・日本の最重要課題となる。
アギレ氏にとっては、2年後のリオ五輪を目指すU―21日本代表の顔と能力を少しでも把握したいところ。そのため、同代表が出場するアジア大会(9月14日~、韓国・仁川)も視察する。大会中は日本でJリーグがあり、原専務理事は「少しでも多くの選手を見たいはず。(韓国は)近いし、日本と行ったり来たりするかもしれない」とみている。眠れる才能を発掘するため、新指揮官は来日後2か月間、多忙な毎日を過ごすことになりそうだ。(戸田 幸治)