http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140725-OHT1T50214.html
右膝痛のため23日の名古屋戦を欠場したJ1ベガルタ仙台のFW柳沢敦(37)が25日、炎天下でフルメニューを消化し万全をアピールした。紅白戦でもキレのある動きを見せたベテランは「いい試合にしたい」と意欲。27日のアウェーF東京戦(午後6時30分開始)での勝利を誓った。
この日は、FW赤嶺とFW武藤が別メニュー調整。DF石川直らは、全体練習中にはピッチに姿さえ見せなかった。けが人が続出し、厳しい状態にあるのは間違いない。それでもストライカーは「現状の中で勝ち点3が取れれば、大きな自信になる」とキッパリ。苦しい状況だからこそ、全力を出し切る構えだ。
19日のアウェー柏戦、前節の名古屋戦と2戦連続で引き分け。勝ちきれない試合が続いているが、柳沢は悲観的な見方をしていない。「常にポジティブに考えるという意味では、負けていないことは強みでもある。次こそはという気持ちで行く」と力を込めた。現在、J1で得点した通算シーズンは「16」でG大阪の遠藤と並び1位タイ。歴代単独1位の“メモリアル弾”を決め、チームの勝利に貢献する。(高橋 宏磁)