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7月23日(水) 2014 J1リーグ戦 第16節
鹿島 2 - 2 大宮 (19:03/カシマ/8,840人)
得点者:34' ダヴィ(鹿島)、57' 家長昭博(大宮)、58' カイオ(鹿島)、68' ズラタン(大宮)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「今回はちょっと自分から喋りましょうか、それとも質問からにしましょうか?」
Q:ずっとチャンスはあったと思いますが勝ち越せなかった要因は?
「これは昨年からずっと続いていることであって、チャンスはつくれど決めきれないと言うことが続いています。今日は90分を分析してもらうと、おそらく相手がうちの陣内で攻め時間というのは、全部足しても7分か8分くらいかな、と思います。今日に関しては、全員が気持ちを込めて守備のために走り続けた成果や努力が見られた時間が多かったと思うし、7分か8分はおそらく後半がほとんどだと思いますが、相手もビハインドという状況から前に出てきたというところがあったと思います。ただ、シュートの本数、サイドを崩した回数、チャンスをつくり出した数という部分、あとはサポーターが後押ししてくれるスタジアムの雰囲気、おそらく見ている側も鹿島が勝って終わるんだろうなと思っていたと思います。全ての条件が整っていたんですけど、残念ながら引き分けで終わってしまいました。引き分けた理由はセットプレーからの失点です。セットプレーというのは止まった状態からのリスタートであって、いったんそこで集中や注意力を高められる状況であり、逆に失ってしまう時間帯でもあります。一瞬、ボーっとしてしまう状況です。まだ若い選手が多いので、一瞬のところで切れてしまうところがあるのかもしれません。久々にセットプレーからの失点だったのでショックが大きかったのかもしれません。セットプレーの失点は、その仕方によっては、本当にがくんと来るところがあります。流れの中での失点よりセットプレーでの失点の方がダメージが大きいので、そうしたところがあったかもしれません。ただ、選手たちがこのコンディションの中、おそらく皆さんも見ていて汗が出たと思いますけど、蒸し暑い中で選手たちが最後まで諦めずに戦い続けたというのは、今のチーム状態にとってプラスになると思いますし、途中出場の選手もチームを活気づけたところも良かったと思います。戦術的な機能性も、果たそうとした姿勢もよかった。マイナス面としては引き分けてしまったことです。ただ収穫もあり、いろんな姿勢という部分では、この試合でも前の試合でも見受けられたところがあるので、ひとつのきっかけがあれば良い形に繋がっていくのではないかと思います」
Q:セットプレーの失点の仕方について、集中力以外の面で守り方などでまずい部分はあったのでしょうか?
「状況が確認できていないのでコメントは差し控えたいと思います。コメントする際はその状況をちゃんと確認しておかないと、悪い発言になってしまうので、それは遠慮させて頂きたいと思います。ただ、60mから70mくらいの距離からボールがゴールに来るわけですから、最大の集中力と注意力をもって臨まなければいけない場面です。2失点目のところではボールがファーサイドのところに行ったと思いますが、ファーサイドの守備というのは相手にヘディングさせない、自分もヘディングしない、体だけぶつけてボールをスルーさせるというセオリーがあるんですけど、それがうまくできなかったかもしれません。それはあとで確認しなければなりません。流れの中だろうとセットプレーだろうと失点すればチームにはショックとなりますが、それ以上に、僕はずっと続いているチャンスをつくる、チャンスをつくる、それが決まらない。チャンスをつくる、チャンスをつくる、それがまた決まらない。これだけ多くのチャンスをつくりながら、今日も決めきれない。もうちょっと決定力や決定率をものにしなければなりません。そこをなんとか改善していかなければいけないのが一番の問題点です。そこをまたしっかり指導しなければいけないと思います。
ただ、悪いことばかりではなく良いこともありました。今日は、柴崎、遠藤、土居の3名も非常にすばらしいパフォーマンスを見せたということは、明るい未来に繋がっていくと思います。彼らがどれくらいパフォーマンスの持続性を続けられるかを指導していきたいと思います。また、途中出場の豊川、本山、梅鉢というのも良かったと思います。それぞれの役割をピッチの中で果たしたことは、チームの底上げに繋がると思います。あとは、シュートを打つ意識、前半20分過ぎにやっと1本目のシュートを打ちました。しかし、豊川選手は7分の中で2回シュートを打とうという意識を持っていました。点を取れるのはシュートを打った者のみです」
以上