若手有望株をそろえるC大阪だけにJ2降格によって他クラブの“草刈り場”となることは避けられない情勢だ。次期エースの19歳FW南野には欧州クラブが注目しており、本人も海外挑戦をひとつの目標に掲げてきた。正式オファーが届けば、一気に移籍へ発展する可能性がある。
DF丸橋には鹿島、FW杉本には川崎Fから正式オファーが届いており、いずれも好条件とあって移籍する可能性は高まっている。MF扇原には神戸から正式オファー。MF長谷川は、恩師でもあるポポヴィッチ氏が監督に就任したスペイン2部・サラゴサなど、欧州クラブが注目している。
宮本強化本部長は「長くJ2にいると(クラブの)成長のスピードが落ちる」と語り、早期のJ1復帰を目標に掲げた。「戦力を維持できなければ戻れないし、誠意を持って話したい」と同本部長。最終節が終わってから苦戦が予想される残留交渉が始まる。