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2014年2月2日日曜日

◇「NIKE CHANCE」関東ラウンド開催、大成高校DF楠本がビッグチャンスをつかむ(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20140201/165846.html


審査員を務めた元日本代表DF名良橋晃氏から表彰されたDF楠本卓海


 ナイキが若き才能を発掘する世界規模のスカウトプロジェクト、「NIKE CHANCE」のジャパンセレクション関東ラウンドが2月1日に開催され、約80名の参加者による激戦を勝ち抜いた大成高校(東京都)のDF楠本卓海が、3月に行われるグローバルセレクションへの出場権を手にした。

「横浜みなとみらいフットボールパーク」に集まった高校生たちは、一次選考では基本的なパス練習や1対1、二次選考ではショートダッシュやミニゲーム、最終の三次選考では11対11の試合と、段階的にプレーエリアを広げて様々なスキルをテスト。攻撃的な選手が目立ちがちなこの種のセレクションには珍しく、センターバックとして強烈な高さ、対人プレーの強さを見せた大成高校のDF楠本が関東ラウンドの勝者となった。

 審査を担当した一人、元日本代表DF名良橋晃氏は審査結果について「紙一重だった」と認めつつ、楠本について「高さ、強さ、ビルドアップの技術、すべての面で光っていた」と評価。とりわけ「個性を出すことができていた」点が選出の理由だったと述べた。楠本は2012年に行われた前回のセレクションで惜しくも代表選出を逃した選手。本人はこの結果に「びっくりしました。今日は反省点が多かった」と驚きながら、「消極的にならないように意識していました。そこはできたと思う」と勝因を振り返った。

 楠本は先に行われた関西ラウンドの代表、履正社高校のFW瀧本高志とともに、「NIKE CHANCE グローバルセレクション」に進出。これはTHE FA(イングランドフットボール協会)の本拠地セント・ジョージズ・パークにあるナイキアカデミーに参加する権利を賭けたトライアウトで、2人は日本の代表として世界各国のセレクションを勝ち抜いた選手たちと競い合うことになる。さらに大きな“チャンス”を手にした楠本は「フィジカルとヘディングはとにかく負けないように頑張ります」と意気込みを語っている。

◆今冬の欧州移籍市場が閉幕…新天地に挑む日本人選手まとめ(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20140201/165787.html


ミラン移籍を果たした本田圭佑 [写真]=Getty Images


 1月31日、ヨーロッパの移籍市場が最終日を迎えた。今冬では、CSKAモスクワからミランに移籍した日本代表MF本田圭佑をはじめ、多くの日本人選手が新天地に戦いの場を移した。

 本田の他にも、日本代表FW大迫勇也が、鹿島アントラーズからドイツの2部に所属する1860ミュンヘンに移籍。専修大学のMF長澤和輝も、ドイツ2部のケルンに加入した。また、セレッソ大阪のMF丸岡満は、ドルトムントにレンタル移籍。18歳の丸岡は当面、ドイツ3部所属のドルトムントU-23でプレーする予定となっている。

 一方、移籍の噂も出ていた日本代表MF香川真司は、マンチェスター・Uに残留した。今シーズンは出場機会に恵まれずにいるが、ポジション争いを続ける道を選んだ。

 他には、ヨーロッパから日本に復帰するケースも見られた。FW李忠成は、サウサンプトンから浦和レッズに移籍。ポーランドのレヒア・グダニスクからジュビロ磐田に加入したMF松井大輔は、実に10年ぶりのJリーグ復帰となっている。

◆「30歳の新人」小笠原が1321日ぶりの代表戦へ(ゲキサカ・4年前の記事)


http://web.gekisaka.jp/169863_50366_fl



 1321日ぶりとなる代表戦が待ち遠しかった。2日のベネズエラ戦での先発が確実なMF小笠原満男(鹿島)。代表戦出場となれば、06年6月22日のドイツW杯・ブラジル戦以来、約3年半ぶりだ。

 「久々の青いユニフォームにドキドキする?」。そう聞かれた小笠原は「高校生じゃないんだから。もう30歳。ときめきはないと思う」と苦笑いしながらも、「やれることはやったので、試合が楽しみ」と素直な思いを口にした。

 W杯イヤーを迎えての岡田ジャパン初招集。7日間の指宿合宿では積極的にチームに溶け込み、必死にコンセプトの理解に取り組んできた。「ここではここのやり方がある。それを早く覚えないといけなかったけど、その時期は終わった。もう分かったので、次は試合でどれだけできるか」。驚異的な適応力を見せ、岡田武史監督からの信頼も得た。あとはピッチで見せるだけだ。

 個のアピールよりもチームのためにプレーする。自分の色を出すのではなく、自分がチームに合わせる。「競争とかは考えてない。自分を出すより、チームがやろうとしていることがどれだけできるか」。小笠原の姿勢は合宿初日からブレていない。

 「いろんな監督と、いろんなチームでやってきて、それぞれにやり方があるし、それに従うべき。自分はあとから入ったので、そうするのは当然。自分が引っ張るというイメージはない。30歳の新人なので。学ぶことは多いし、教わることも多い」。新人の気持ちで臨んだ今合宿。4年前の小笠原とは明らかに変わった。

 「W杯への第一歩? そんな感じでもない。自分はいつまで試合に出られるか分からない。次はいないかもしれないし。第一歩というより、100%でいかないといけない」。一戦一戦が勝負。目の前の練習、そして試合を全力でこなしていった先にアフリカの大地が見えてくる。

<写真>MF小笠原満男はベネズエラ戦で1321日ぶりの代表戦に臨む