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2014年4月8日火曜日

◆人見知りを自認するDF山下が鹿島コンビに感謝「話しかけてくれて、嬉しかった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?136363-136363-fl



 練習前のミーティング、そして初練習。代表候補合宿は始まったばかりだが、DF山下達也は初日から大いに刺激を受けているようだった。

 合宿合流前、C大阪のチームメイトであるFW柿谷曜一朗やMF山口蛍ら代表常連組に「どういうことを求められるか聞いて、CBでもドリブルで運べとか、いろんなことを求めてくるよという話でした」と、事前に調査してきたことを明かす山下は、練習前のミーティングで、自身の持ち味を出せるポイントを見出していた。

「コンパクトな守備体形だったり、高いラインを保って前でつぶすだったり、高いポジションで(ボールを)取られた瞬間に密集してガッと(奪いに)行くっていうのはポイントに挙げていたので。そういうのは自分のストロングポイントでもあるので、そういうところでアピールしていけたらと思います」

 合宿初日は、攻撃面での動きの確認が行われた。アルベルト・ザッケローニ監督からも声を掛けられていた山下は、「僕もSBとかやったことは、そんなにないですし、感覚がイメージにないので。サポートに動き出すタイミングや、角度などを細かく言われました。今日のようにパスをポンポンつなぐ練習は得意じゃないので、そこは覚悟していました。今後、自分の特長を出せる練習も出てくると思うので、そこまで気を落とすことなくやっていきたいです」と、アピールチャンスを待つ。

 日本代表では所属クラブとは異なる約束事が多くなる。それでも、「今日は守備の決まりごとはそこまでやっていないので、まだわかりませんが、CBでも流動的に動いて、足を止めてボールを受けないことや、チェックの動きを入れてからサポートするとか、そういう部分は言われて勉強になりました。パスの出しどころについても細かく指示がありました。今後のサッカー人生にプラスになると思うし、勉強になると思います」と、山下は自身の成長につながると前向きだ。

 むしろ心配事があるとしたら、ピッチ外かもしれない。人見知りを自認する山下だが、そんな状況に助け舟を出してくれた選手たちがいた。鹿島のMF柴崎岳とDF昌子源だ。クールダウンのときに3人でランニングをしていたことについて、山下は「接点は特にないですが、昌子くんは兵庫県出身なので。柴崎くんは共通の知り合いがいて、『あの人と知り合いですよね』って、向こうから、しゃべりかけてくれたので。うれしかったですね。僕からは無理でした」と年下の鹿島コンビに感謝し、一際目立つチョンマゲ頭を指摘されると「これでみんなに覚えてもらえたらと思います」と、笑顔を見せた。

(取材・文 河合拓)

◆大迫所属の1860ミュンヘン監督解任 1部昇格が絶望的で(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/08/kiji/K20140408007932240.html

 日本代表FW大迫が所属するドイツ2部の1860ミュンヘンはフリートヘルム・ヘンケル監督(60)を解任した。

 今季終了後の退任は決まっていたが、6日のカールスルーエ戦に0―3と敗れて来季の1部昇格が絶望的となった。大迫は同戦でフル出場。今季残り試合はマークス・フォンアーレン・コーチが指揮を執る。

◆4/7A代表候補練習後の選手コメント(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?136364-136364-fl



 日本代表候補合宿が7日、スタートし、追加招集のFW石原直樹(広島)ら代表候補初選出7人を含む23選手が千葉県内に集合した。FW南野拓実(C大阪)は右足首痛のため別メニューで調整した。

以下、練習後の選手コメント

●FW南野拓実(C大阪)
―リハビリは昨日の試合で痛めた右足首?
「そうですね。大事を取ってという感じです。明日からは大丈夫です」
―3日目の練習試合は出る?
「今のところはやるつもりです。問題ないです」
―ここに来る前にミーティングがあったようだが?
「約束事をざっくりですけど、整理して話がありました」
―そのミーティングで感じたことは?
「頭では理解したというか、聞いて整理できたので、グラウンドで早くやりたいという気持ちが強かった。自分としてはやりたかったけど、大事を取った感じです」
―代表の雰囲気は?
「初めて話をする選手ばかりですけど、グラウンドに入ったらあまり関係ないですし、どんどん自分を出していこうと思う。自分は初めてなので、雰囲気とかあまり分からないというか、いつもどおり個人的にはやれればいいかなと思っています」
―C大阪のチームメイトから声をかけられた?
「頑張れよってみんなから言ってもらいました。それくらいです」
―ザッケローニ監督からの話は?
「攻撃と守備のチームの約束事をざっくりですね。まだ挨拶したくらいで、2人では話していません」
―自分の中で新しい発見は?
「今は理解して、覚えるというか、その段階です。だからこそ、今日もグラウンドに出て体を動かしてやっていきたかったけど、明日からそれができるように、しっかり頑張っていきたい。短い時間なので、やれることをやっていければいいかなと思います」
―明後日の試合については?
「もちろん、そこが勝負やと思いますし、そこで自分を表現できたらいいなと思うので、そのために良い準備をしていきたいと思います」

●FW石原直樹(広島)
「この合宿に参加できているのも、Jリーグでやってきたおかげだと思う。これまでやってきたことは間違っていなかったというか、Jリーグでしっかりやってきてよかった」
―どのあたりを評価されたと思う?
「切り替えの部分や運動量は求められていると思う」
―広島でさらに成長できた?
「フォーメーションが独特だし、自分のプレースタイルに合った形なのかなと思う。何かを変えたというより、自分に適した場所が見つかったなと。プラスアルファで今までできなかったことができるようになった」
―ACLで国際試合は経験しているが?
「海外の選手とやるのがほとんどだし、体は小さいけど、当たりとかでもそんなにやられることはない。粘り強さやゴール前の動きを出していきたい」
―代表では流れを変える役割も大事だが?
「大宮のときはスーパーサブとして1年半ぐらいやっていた。ワンタッチでゴールを狙うのが自分の持ち味なので、変化を加えられる選手にはなれると思う。得点を取れる場所に入ることが大事だと思う」
―ブラジルW杯の意識は?
「追加(招集)なので。この中で一番下だと思う。残り2日間、一生懸命やって自分の良さを出せれば」
―追加招集を聞いたときは?
「正直なところ何でかなと思った。他にもいい選手はいっぱいいるし、何で自分なのかなと。チームも調子は良かったし、僕自身、コンディションはよかったけど、(3日に)メンバー発表があって、それだけかなと思っていた」
―29歳で初の代表候補だが?
「チームとして連覇という結果も出せているし、チームのおかげで自分も呼ばれていると思う。今の時点では一番下なので、この2日間とそのあとのJリーグでしっかり結果を出していきたい」
―広島の佐藤寿人選手からは声をかけられた?
「がんばってこいよと。寿人さん自身も狙っていると思うし、悔しい気持ちもあると思う。広島の選手はみんな選ばれるだけの能力があるし、選ばれなかった選手の分もがんばりたい」

●FW川又堅碁(新潟)
「まだしっかりした練習じゃないけど、チームのコンセプトというのをしっかり学んだと思う。やっている中でやり方は分かりました。3日間の中でしっかりやっていければと思う」
―すんなり練習に入っていけた?
「最初は戸惑ったけど、徐々に慣れてきました」
―ザッケローニ監督から直接指導を受けていたが?
「ボールとゴールが見える位置を取るようにということと、タイミングなどを言われた。そのとおりだと思った」
―自分の持ち味は?
「泥臭いプレーが自分の持ち味だと思うので、最終日の練習試合でしっかりアピールしたい」
―昨季、得点ランキング2位で、代表への待望論もあったが?
「僕はへたくそなので、積極的に練習に取り組むことと、うまい選手がいっぱいいるので、そういう選手のプレーを勉強できるようにすること、そういうことしか意識していません。みんながうまいので、一生懸命やるだけだと思う」
―W杯に向けて。
「僕はそういうところを見るのではなく、今、目の前にあるものを一生懸命やるだけです。W杯は自分の夢でもありますが、そんなにそういうところを見るのではなく、一日一日しっかりやりたい。自分の良さが監督に伝わるようなプレーや、いろいろな場面でも伝えられるようにしたい」

●FW豊田陽平(鳥栖)
「フレッシュな選手がいたり、東アジア杯のメンバーがいたりで、練習はあまり変わらないけど、新鮮さがありました」
―練習はどうだった?
「東アジア杯のときもそうですが、基礎のところをやった。今日も繰り返しで、(自身は)2回目だけど、前回と同じようなことをしていました」
―監督から直接何か言われていたが?
「ポジショニングのところをアドバイスしてもらいました」
―代表発表が5月12日になったが?
「しっかり選んでいただけるように、短い期間だけど、この合宿でアピールしていかないといけない。悔いの残らないように、最善を尽くしてやっていきたい」
―アピールしたいところは?
「自分の強さや守備力は出していかないといけないし、あとはFWなので得点をしっかり取っていかないといけないと思います」
―今季も好調だが?
「得点の感覚的なものは研ぎ澄まされていると思う。これを継続していかないといけない」

●DF塩谷司(広島)
「サンフレッチェとやり方が違うので、いろいろ学びながらやっていました。初めてだけど、試合で対戦しているメンバーばかりだったので、馴染みやすかったと思う。いろいろ考えて、試行錯誤しながら、最初はちょっと戸惑ったけど、徐々に理解できてきたと思う」
―どういうアピールをしたい?
「代表に入るためにしっかり自分の良さをアピールしていきたい。身体の強さなどをアピールして、しっかり戦術を理解していきたい」
―今季は4得点と攻撃でも活躍しているが?
「活躍しているから呼ばれていると思っていますし、好調で勢いがあるところが自分の良さだと思っています」
―代表では守備陣にケガ人が出ているが?
「チャンスはあると思っています。今、チャンスが転がってきていると思うので、そのチャンスをつかめるように一日ずつしっかりやっていきたい」
―広島ではCBだが、代表ではSBとして考えられているようだが?
「サンフレッチェでも攻撃のときはSBみたいな感じなので、攻撃に関しては大丈夫だと思う。日本代表ではディフェンスのところがやったことがないので、そこは何とかやれるようにしていきたい。両方できるのはアピールできるポイントでもあると思う。初めての日本代表なので、しっかり楽しんで、その中でしっかり戦術を理解して、自分の良さをアピールできるようにしたい」
―右SBで求められている役割は?
「今日は戦術の確認で、まだ深くはやっていませんが、上がるタイミングだったり、動き出すタイミングだったりというのは求められると思う。一つ一つの技術、レベルが高いので、しっかりその中で負けないようにしたい。
―これまで日本代表の試合を見るときは自分が入ったときのこともイメージしながら見ていた?
「特にそういう意識はなく、普通にサッカー選手として応援する気持ちで見ていた」
―監督からSBについて何か言われた?
「監督には特に言われていません。練習前のミーティングではチームのコンセプトの説明があった」
―広島のチームメイトからザックジャパンについて聞いていたことは?
「ちょっとです。深くは聞いてないけど、細かいというか、決まり事はいっぱいあるなと思う」

●DF今井智基(大宮)
―スムーズに入れた?
「今日は軽めというか、あんまり負荷のないトレーニングだったので、そういう意味ではリラックスして入れたかなと思う」
―ミーティングではどんな話をされた?
「代表チームとしての決まり事、コンセプト、基本の動き方。組織としての大まかな感じです」
―印象に残ったことは?
「いろいろありますけど(笑)。やっぱりゴールがあるのは真ん中なので、まずは中を閉めろというのは、一番印象に残っています」
―実際に代表のエンブレムの入ったウェアで練習をした感想は?
「これ、1回付けたことがあるんですよ。全日本の大学選抜のときに。でも、うれしいですし、やっぱり意味合いも違うと思うので。周りも有名な選手ばかりですし」
―大宮の選手たちからは?
「いろいろとイジられました(笑)。でも、みんな応援してくれています。昨日も連絡をくれた選手もいましたし、大宮を出て行った(下平)匠くんとか、(上田)康太くんとかも、みんなメッセージをくれたのでうれしかったですね」
―大学時代の指導者からは?
「電話やメールをいただきました。『レギュラーになれるように頑張って来い』というメッセージがありましたが、最後に『オレはまだ競輪の道をあきらめていないぞ』と書いてありましたね(笑)。だから、『ありがとうございます。もうちょっとサッカーをやらせてください』って返しました(笑)」
―大宮ユース出身で初の代表候補選出だが?
「あまり実感がないですね。でも、ユースの選手たちの目標になれたらいいですね」
―合流して、すんなり入れた?
「みんな話しかけてくれたので。僕からはあまり話しかけていませんが、結構な(数の)選手と話しました」
―残り2日に向けて、どんなイメージ?
「まず練習で監督の言うことをしっかり聞いて、どういう狙いがあるかを早く理解したい。試合では自分の持ち味であるフィジカルの強さとか、対人の強さを見せられたらと思う」

●DF山下達也(C大阪)
―練習前のミーティングは?
「DFラインを高く保って、相手の攻撃の起点や相手のサポートの選手をつぶすということがポイントに挙がっていた。そこは自分の特長を生かせると思う」
―アピールしたいところは?
「僕はDFなので。コンパクトな守備体形だったり、高いラインを保って前でつぶすだったり、高いポジションで(ボールを)取られた瞬間に密集してガッと(奪いに)行くというのはポイントにも挙がっていたし、そこは自分のストロングポイントでもあるので、そういうところでアピールしていけたらと思う」
―パス回しの練習で指示を受けていたが?
「僕もSBをやったことはそんなにないですし、感覚がイメージにないので、サポートに動き出すタイミングや、角度などを細かく言われた。今日のようにパスをポンポンつなぐ練習は得意じゃないので、そこは覚悟していました。今後、自分の特長を出せる練習も出てくると思うので、そこまで気を落とすことなくやっていきたい」
―約束事が多いと思うが?
「とにかく後ろにそこまでボールを下げないようにとか、斜めにボールを転がすとか。横パスをあまりしないとか、そういう部分は細かく言われた。今日は守備の決まり事はそこまでやっていないので、まだ分からないけど、CBでも流動的に動いて、足を止めずにボールを受けることや、チェックの動きを入れてからサポートするとか、そういう部分は言われて勉強になった。パスの出しどころについても細かく指示があったので、今後のサッカー人生にプラスになると思うし、勉強になると思う」
―チームメイトの柿谷選手や山口選手からは何か言われた?
「『頑張ってきて』みたいな感じで、チーム全員と握手しました。あとは、どういうことを求められるかを聞いて、CBでもドリブルで運べとか、いろんなことを求めてくるよという話だった」
―最後に柴崎選手、昌子選手とランニングしていたが、接点は?
「接点は特にないけど、昌子くんは兵庫県出身なので。柴崎くんは共通の知り合いがいて、『あの人と知り合いですよね』って。向こうから話しかけてくれたのでうれしかったですね。僕からは無理ですね、人見知りなので(笑)」
―髪型が目立つから、一発で覚えられそうだけど。
「はい(笑)。これで覚えてもらえたらと思います、みんなに」
―日本代表のウェアで練習する気分は?
「U-18以来なので、変な感じですね。でも、そこまでは深く考えていないです」

●DF昌子源(鹿島)
―初日の練習を終えて。
「いろんな方と話ができて楽しかった」
―緊張は?
「オリンピック(11年10月に初招集されたU-22日本代表候補合宿)よりは緊張しなかったけど、やっぱりレベルが高いし、パス練習一つ取ってもすごい。この中でやれて幸せ」
―ミーティングは?
「チームのコンセプトについて軽いミーティングがあった。攻撃と守備、2つの面でチームのコンセプトを伝えられた。初めての人はそれを頭に入れて、今日と明日の練習で少しでも覚えてくれという話だった」
―映像は?
「映像は見てないです。口で説明がありました」
―ブラジルW杯にもつながる合宿だが?
「あまり深いことを考えてもしょうがないので。自分の力を出して、この中で一緒にできることを楽しみたい。3日間だけど、自分が成長するには十分な時間。少しでも吸収して、自分の成長につなげたい」


●DF水本裕貴(広島)
「初めての選手も多いし、お互いを理解しないといけない。試合の翌日ということもあって、(今日は)そんなに負荷の高くない練習だったけど、最後に練習試合も入っているので、(合宿期間は)短いけどしっかり良い形で取り組んでいけたらと思う」
―監督から事前に話は?
「ミーティングがあった。代表チームのコンセプトとか、やり方についての話はざっくりあった。充実したキャンプにできるようにしていきたいと言っていた。個別に話とかはなかった」
―どんな意識で臨む?
「こうやって選ばれることは光栄ですし、キャンプを通じてアピールもしていきたい。選手としてもっともっと成長したいと思っています」

(取材・文 西山紘平、河合拓、矢内由美子)

◆昌子 経験値が低くても「失うものはない」下克上誓う(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/08/kiji/K20140408007932130.html

日本代表候補合宿

 DF昌子は、最後方からの逆転W杯を目指す。J1通算19試合出場は今回のメンバー中では最も少なく「失うものはない。自分が一番下なのは分かっている」と発言。

 経験値で劣っていることは認めつつも「他の先輩方にないアピールポイントはあると思う」と気合十分で、スピードとフィード力が持ち味の21歳は下克上を誓った。

◆昌子代表初招集に「しっかり学んで吸収」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/f-sc-tp2-20140407-1282001.html

 日本代表候補合宿が7日、千葉県内で行われ、初招集のDF昌子源(21=鹿島)が参加した。

 約1時間の練習で「いろんな方と話すことができた。ただ、皆さんの呼び方が分からない」と初々しかった。初代表の緊張も「(浦和DF)槙野さんやミチ君(鳥栖DF安田)が盛り上げてくれるので」と、ほぐれた様子。ザッケローニ監督からは基本的な攻守のコンセプトを口頭で伝えられ「しっかり学んで吸収したい。楽しみながら、かつブラジルW杯へアピールもしたい」と話して、初日の練習を終えた。

◆鹿島で定位置つかんだ昌子、初の代表候補に「この中でやれて幸せ」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?136361-136361-fl



 貴重な3日間を無駄にするわけにはいかない。日本代表候補に初選出されたDF昌子源(鹿島)は合宿初日の練習を終え、「オリンピック(11年10月に初招集されたU-22日本代表候補合宿)よりは緊張しなかった」と話しながらも初のA代表候補合宿は刺激の連続だったようで、「やっぱりレベルが高いし、パス練習一つ取ってもすごい。この中でやれて幸せ」と、充実した表情を浮かべた。

 米子北高から11年に鹿島に入団した昌子。J1デビューは12年3月24日の広島戦で、このシーズンは9試合に途中出場したが、昨季は4試合出場(うち先発1試合)にとどまった。ただ、今季は開幕から全6試合に先発フル出場。チームの首位快走を支えている。

 練習前のミーティングでは「攻撃と守備、2つの面でチームのコンセプトを伝えられた。初めての人はそれを頭に入れて、今日と明日の練習で少しでも覚えてくれという話だった」。ブラジルW杯に向けた国内組の最終選考といった意味合いもある合宿だが、ブラジルのことは意識していない。

「あまり深いことを考えてもしょうがないので。自分の力を出して、この中で一緒にできることを楽しみたい。3日間だけど、自分が成長するには十分な時間。少しでも吸収して、自分の成長につなげたい」。プロ4年目の21歳のCBはブラジルW杯後も見据え、初の代表候補合宿を有意義な時間にするつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

◆柴崎2年ぶり日の丸に「期待に応えたい」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/f-sc-tp2-20140407-1282006.html



 日本代表候補合宿が7日、千葉県内で行われ、MF柴崎岳(21=鹿島)が参加した。

 昨年7月の東アジア杯は体調不良で辞退したため、12年2月のアイスランド戦以来、約2年2カ月ぶりの日の丸となった。約1時間の練習で攻撃の形を確認し「細かいプレーを要求されるので、しっかり理解して期待に応えたい。集中した時間を過ごしたいですね」と意欲を示した。

◆鹿島柴崎で首位ダメ押しアシスト監督絶賛(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140407-1281699.html



<J1:G大阪0-2鹿島>◇第6節◇6日◇万博

 日本代表候補に選ばれた鹿島MF柴崎岳(21)が1アシストの活躍で存在感を示した。後半38分にMFカイオの奪った2点目をアシスト。G大阪に快勝した鹿島は2連勝で首位をキープ。2位広島との勝ち点差は2となった。

 MF柴崎の頭がさえた。1点リードの後半38分、FWダビからゴール前で受け取り、フリーだったMFカイオにパス。瞬時の冷静な判断とスペースを巧みに突くパスで貴重な追加点を演出した。「相手DFもいてシュートが難しかった。その他のプレーの選択肢もあったし、うまくアシストできて良かった」と納得の表情だった。

 後半は自らシュートを狙う場面も。積極的に攻撃参加する姿勢を見せた。セレーゾ監督は「相手に与えてもらったスペースの中で飛び出したりボールを受け有効的にプレーしてくれた。目立った存在」と絶賛した。

 前節の横浜戦では1得点1アシストと大活躍。しかしこの試合は自身も大満足の一戦となった。「スペースをうまくつけた。ここ最近では結果も内容も含めて一番いい試合。個人としてもコンディションが上がっている中で代表合宿に参加できる。プラスになると思う。今日のようなプレーはひとつのいい参考になった」と手応えを口にした。

 今日7日から始まる代表合宿は絶好のアピールの場となる。「今回の国内組の合宿に呼ばれたボランチの中で違った特徴を持ってるのは僕ぐらい。自分の強みのプレーを発揮できれば、今は10%しかないW杯メンバー入りのパーセンテージが間違いなく上がると思う」。チームは連勝し首位をキープした。その勢いをそのままに、代表合宿に挑む。【辻敦子】

◆【J1:第6節 G大阪 vs 鹿島】レポート:規律を徹底しながら90分間を戦い抜いた鹿島が、G大阪に完勝(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00170646.html

4月6日(日) 2014 J1リーグ戦 第6節
G大阪 0 - 2 鹿島 (16:03/万博/12,899人)
得点者:38' ダヴィ(鹿島)、83' カイオ(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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試合後にガンバ大阪のDF岩下敬輔の話した言葉が、下位に低迷するG大阪と、首位を走る鹿島アントラーズの差を的確に示していた。
「後半の2失点目のシーン。ビハインドを追いかける僕らがボールを持ち、攻めている時間帯でも、鹿島は、ここぞというチャンスで、シュートを決めた選手以外にも3人くらいの選手がチャンスだと感じ、ゴール前に詰めていた。それに対して、うちは1試合の中で、そういうシーンに何人、人数を懸けることができていたか、とか。そもそも、そういうチャンスが何回あったのかと考えても、攻撃の迫力は明らかに足りていないなと。前の試合よりは少しはマシになったとは思いますよ。でも、そのマシのレベルがもっと、チームとして『ゴールをとるぞ』という感じになっていけば、後ろの選手ももっと身体を張らなきゃいけないってなるだろうし、逆に後ろの選手がもっと身体を張れれば、前の選手も俺たちが獲るぞ、ってことになるはずですからね。そういう意味でも全員がもっともっとやらなくちゃいけないと思う」

G大阪は長谷川体制での2年目、鹿島はトニーニョ・セレーゾ体制での2年目(注:過去には00-05年にも鹿島を指揮)と考えれば、おそらく、お互いにそれぞれのチームが掲げる戦術への頭での理解は深まっている。
その中で今日のG大阪なら、守備ではできるだけ高い位置でボールを奪うことを意識しつつ、攻撃ではできるだけコンパクトな陣形を保ちながら細かくパスを繋いでスペースを作り出し、FW佐藤晃大を起点にして中央やサイドから効果的に攻め込む。鹿島であれば「G大阪の選手に、その技術や能力を発揮できるスペースと時間を与えないことを意識しながら、それによって生まれるスペースを有効に使って攻め込む。リードした後半は、まずはまずは守備に対する規律を徹底する。相手がリスクを負って攻めてくることを予測した上で、効果的にカウンターを仕掛ける(トニーニョ・セレーゾ監督)」と、それぞれに狙いをもって試合に入ったのも同じだろう。

では、それに対して、頭だけではなく、身体が反応しているか、あるいは、パフォーマンスとして表現できているかと言えば、G大阪に関してはNOで、鹿島に関してはYESということになる。もちろん、これはどちらが先手を取るかも、その展開に影響を及ぼすと考えれば、先手を獲った鹿島がより優位に試合を運んだのは間違いない。だが、そうした試合展開や得点に関係なく、細かに1シーン1シーンで判断しても…例えば冒頭の岩下が話したシーンに代表されるように、試合の流れの中でそれぞれの『攻め時』『守り時』をピッチ上の何人の選手が感じ取り、共有し、実戦していたかで考えれば、明らかに鹿島が上回っていたのは事実だ。そしてそれが、今日の0-2、鹿島勝利という結果に繋がったということだろう。

この結果を受け、鹿島は変わらず首位を独走。それに対してG大阪は、順位を降格圏の16位まで落とした。もちろん、まだ序盤戦であり、優勝を語る時期でも、残留争いを意識する時期ではない。ただ、G大阪が12年に『J2降格』の屈辱を味わった最終節で、「今日負けことも残念ですが、リーグ戦は1年間の積み重ねが結果に反映される。1年を通して力が足りなかったということ」とMF遠藤保仁が語った言葉を今一度思い起こす必要はあるはずだ。

以上

2014.04.07 Reported by 高村美砂