http://www.sanspo.com/soccer/news/20140428/jle14042816310002-n1.html 昨シーズン最終節、ホームで広島に敗戦し目の前で優勝を祝われてしまうという屈辱を味わった。
2013シーズンの優勝の可能性を残した横浜FM、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズ。
結果は横浜FMが川崎フロンターレに敗れ、鹿島も広島に敗れ、J1チャンピオンは広島、鹿島は5位という順位となってしまいました。
鹿島はJ1で最近4試合広島に対して勝ちがありません。おまけに前節は嫌な形で敗戦してしまった鹿島としては、広島に勝って嫌なムードを払拭したいところでした。
過去、広島との試合では審判が目立つことも多かったと思います。
2008年のゼロックス・スーパーカップではイエローカード、レッドカードが飛び交ったり、3度のPKを何回もやり直させたり…。
2013シーズン第3節では、ダヴィと塩谷のゴールが取り消しになったり、最終節では大迫が前半で退場したりと審判が目立ってしまうシーンがよく見られました。
広島と対戦する時は何かある!
そんな広島との大事な一戦は、青木が前節の退場処分で出場停止なこともあり、CBには山村かなと思っていたら先発は植田君。彼にとってはJ1初先発となりました。
CB2枚が21歳の昌子と19歳の植田君、サイドバックは伊藤君と山本脩斗という平均年齢が22歳というとても若いDFラインとなりました。
試合の方はダヴィの粘りからカイオ、ファウルを流された状態で柴崎岳から土居、遠藤のFKが直接ゴールへと3得点を奪い、失点をせずに完勝となりました!
今の鹿島は、J1アウェー戦では2013年9月21日のジュビロ磐田戦から全て勝利というアウェーで強いチームとなっています! 実にアウェー9連勝! ホームでもこういう成績が残せれば・・・。
さて、この試合では先発した鹿島DFが全員イエローカードをもらい、2列目の選手が全員得点するという珍しい形が見られました。
このDF全員がイエローというのもある意味、審判が目立ったということなのでしょうか?
イエローをもらうに値するプレーをしてしまった事は反省するとしても、鹿島の2点目の起点となった小笠原へのファウル。完全に足の裏を見せて小笠原のくるぶしより上に当たっていたのにカードが提示されなかった事はサポーターとして納得のいかない事だったと思います。
このファウルで失点したにも関わらず、佐藤寿人は失点後も小笠原が立ち上がるまで小笠原の側で心配りを見せるという素晴らしい対応をしていたことは流石でした。
前節は退場者を出してから浮足立って失点をしてしまった事もあり、DF全員イエローになってからは退場祭りが始まるんじゃないかとドキドキしたサポーターも多かったと思いますが、DF陣は落ち着いて対処しクリーンシートで勝利を勝ち取ることに成功! 途中出場で西大伍が今季初出場を果たし、選手層の厚さも垣間見られました。
ACL組は連戦が続いており、コンディション的にも厳しい状態が続きますが、ついに始まってしまったゴールデンウィーク絡みの連戦をどう乗り切るか? これがワールドカップ開催後のリーグ戦に大きく影響してくることと思います。
第9節終了時点で勝ち点3差の中に7チームがひしめき合う大混戦ですが、ゴールデンウィーク中の熾烈な戦いを、普段TV観戦が多いと言う方はスタジアムで観戦してみるのはいかがでしょうか?
ワールドカップまであと少し! 皆で日本サッカーを盛り上げましょう!
文/鹿島サポレポ 梅澤英央(Goal.com)