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2014年11月3日月曜日

◆U-15代表は地元フランスとドロー、1分2敗の最下位も「ベストチーム」の称賛(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?150729-150729-fl

 フランスで開催されている『バル・ド・マルヌU-16国際親善トーナメント2014』に参戦しているU-15日本代表は1日、大会第3戦でU-15フランス代表と対戦し、3-3で引き分けた。

 前半16分に先制を許した日本は同23分にDF仙波大志のゴールで追いつくと、前半アディショナルタイムにはCKからDF井澤春輝が勝ち越しゴール。前半は2-1と1点リードで折り返したが、後半35分にPKで追いつかれると、後半アディショナルタイムにCKからFW杉浦文哉のゴールで3-2と勝ち越すも直後に再び追いつかれた。

 日本サッカー協会公式サイトによると、吉武博文 監督は「完全アウェーの雰囲気の中、地元フランスと対戦できるのは、この年代の選手たちにとって有意義なものだった」とコメント。1分2敗の勝ち点1で最下位に終わったが、「サイドバックが得点王になったり、フェアプレー賞をもらったり、観客から『JAPONコール』が出たり、大会関係者から『ベストチーム』と称賛をもらったことはこの10年間の成果」と、収穫も口にした。

以下、出場メンバー

GK:沖悠哉
(HT→若原智哉)
DF:仙波大志、井澤春輝、伊藤洋輝、田中陸
MF;吉田峻(HT→藤本寛也)、宮島裕、佐藤颯汰
FW:明比友宏(HT→田中雄大)、佐藤昴(25分→坂井剛)、杉浦文哉
[控え]
DF:橋岡大樹
MF:新井光、川村拓夢

◆大迫3戦ぶり先発もフライブルクに今季初勝利献上…ドルトムントが17位転落(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?150795-150795-fl



[11.2 ブンデスリーガ第10節 ケルン0-1フライブルク]

 ブンデスリーガは2日、第10節3日目を行い、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンはホームでフライブルクと対戦し、0-1で敗れた。大迫は2トップの一角で3試合ぶりに先発し、今季初のフル出場を果たしたが、得点に絡むことはできなかった。長澤はベンチ外だった。

 今季いまだ勝利のないフライブルクをホームに迎えた2連勝中のケルン。両チームともになかなかチャンスをつくれず、試合は手堅い展開となった。ケルンは前半41分、MFドゥサン・スベントの左クロスに大迫がニアへ走り込み、左足で合わせたが、角度がなく、シュートは枠を捉え切れなかった。

 試合が動いたのは後半5分。フライブルクはFWアドミル・メーメディの左クロスがPA内でDFメルギム・マブライのハンドを誘い、PKを獲得する。これをMFブラディミル・ダリダがゴール右に決め、先制点を奪った。

 1点ビハインドとなったケルンは後半27分にFWアンソニー・ウジャーを投入。3トップ気味の攻撃的布陣で反撃に出たが、最後まで1点が遠かった。ケルンの連勝が2でストップし、3試合ぶりの黒星。フライブルクは今季10戦目で待望の初勝利を飾った。

 これで第10節の全試合が終了し、フライブルクは勝ち点8で16位。ドルトムントは最下位ブレーメンと同じ勝ち点7で、自動降格圏の17位に転落した。

◆鹿島昌子代表復帰へ指宿&武蔵封じ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141102-1390763.html

 今月上旬の代表発表前、最後の試合。ゲリング・コーチが見守る前で195センチのFW指宿、父親がジャマイカ人のU-21代表FW鈴木武蔵ら特長ある選手を止める。先月26日の浦和戦はアギーレ監督の前で1-1に終わり「いい評価じゃないんじゃないかな。結果が伴わないと選ばれない」と自覚。逆転Vには残り4戦で勝ち点7差だが「厳しいけど全勝なら可能性はある」と言った。また、出場停止の山本に代わる左サイドバックには、前野が17戦合ぶりに起用されることが濃厚となった。

◆シャルケSD:「内田はずば抜けていた」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?150747-150747-fl



決勝弾アシストの右サイドバックを絶賛

 シャルケは10月31日、ブンデスリーガ第10節でアウクスブルクと対戦し、ホームで1-0と勝利を収めた。ホルスト・ヘルトSD(スポーツディレクター)は試合を振り返った際、DF内田篤人のプレーについても言及している。

 アウクスブルク相手に苦戦したシャルケだが、37分に内田のクロスからFWクラース・ヤン・フンテラールが先制し、この1点を守り切って貴重な勝利を手にした。ヘルトSDのコメントをクラブ公式ウェブサイトが紹介している。

「アウクスブルクには、いつも苦しめられる。彼らは難しい相手だよ。激しい戦いを強いられながらの勝利だった。試合中、相手は我々よりミスが少なく、我々の方がより多く走らなければいけなかったね。我々は問題をいくつか抱えていることが明らかだ。だから現在、何とか踏ん張っていく必要がある。どの勝ち点も、どの勝利も大きな価値を意味する」

 決勝点をアシストした内田については、こう語った。

「内田はずば抜けていたね。ゴールをアシストした場面だけではなく、全体的に献身的な姿勢が素晴らしかった。彼は今週、新契約にサインする際、クラブのスーツにネクタイできめてきたが、私はすべてを持っていかれたね(笑)」

 また、ヘルトSDはその内田のアシストから得点を決めたフンテラールとの新契約交渉についても触れている。交渉は最終段階に入りつつあるようだ。

「彼とはすでに良い話し合いを持てた。これから細部を詰め、またミーティングを行う予定だよ。彼の代理人とはスケジュールを調整しているので、焦らずに(交渉を)進めていく。過去と同じようにね」

◆【仙台】柳沢、後半ロスタイム弾!2位・G大阪相手に劇的ドロー(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141102-OHT1T50180.html



 ◆J1第31節 G大阪1―1仙台(2日・万博記念競技場)

 J1ベガルタ仙台は、敵地でG大阪と1―1で引き分けた。0―1と敗戦濃厚だった後半ロスタイムに、元日本代表FW柳沢敦(37)が左足で今季初ゴール。これでJ1で得点した通算シーズンを「17」とし、鹿島MF小笠原満男らを抜いて歴代単独1位に浮上した。ピッチ外でもチームを引っ張るベテランが意地を見せ、貴重な勝ち点1をもぎ取った。

 ガッツポーズは控えめだった。イレブンに抱きしめられてゴールを祝福されると、柳沢は右拳を握りしめた。敗戦なら15位に転落していたチームを救う貴重な同点弾。「相手は優勝争いに加わっているチーム。耐えるところは耐えて、最後まで諦めない姿勢が勝ち点1につながった」と手応えをにじませた。

 冷静な判断力は健在だった。後半ロスタイム。DF上本がロングボールを上げると、FWハモンロペスが頭で競り勝った。「かなりスペースが空いていた。こぼれてくる予測はあった。そこを拾えば、厚い攻撃ができる」。狙い通り、こぼれ球に素早く反応。左足を振り抜くと、ボールはゴールネットを揺らした。

 諦めない姿勢を、普段から見せてきた。4月に左腓(ひ)骨を亀裂骨折。2か月がたっても、痛みは消えなかった。長く続いた地道なリハビリ。だが、どれほど追い込まれようと、チームのことは忘れなかった。「僕が落ち込んでいる時、柳沢さんは『大丈夫。必ずチャンスは来る』と言ってくれた。けがをしても前向きに練習する柳沢さんの言葉が、心に響いた」とFW武藤は明かした。

 年齢を、けがを言い訳にせず、前向きに戦う男のゴールには、1点以上の価値がある。この日、無得点に終わった武藤は「最後まで諦めないからゴールが生まれる。その姿勢を見習いたい」と力を込めた。「勢いをもたらしてくれる」と渡辺晋監督(41)。残りは3試合。逆境で輝いた光が、未来への道しるべとなる。(高橋 宏磁)

◆柳沢 ロスタイム劇弾でJ1最多通算17シーズン得点(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/03/kiji/K20141103009218710.html

J1第31節 仙台1―1G大阪 (11月2日 万博)



 仙台は、大きな勝ち点1を手にした。敗色濃厚の後半48分、途中出場のFW柳沢が、ゴール前で左足を振り抜いて起死回生の同点弾。今季初ゴールはJ1最多通算17シーズン得点となり、「点を取らないといけないと思ってピッチに入った。しっかりこぼれ球に詰められた」と納得の表情。

 前節の柏戦は後半ロスタイムに決勝点を献上。渡辺監督は「借りを半分くらい返せたかな。勝ち点1をポジティブにとらえて残り3試合を戦っていきたい」とJ1残留へ力をこめた。

 ≪連続は小笠原が最多≫仙台FW柳沢が今季初ゴール。これでJ1リーグでの得点が通算17シーズン(96~03年、06~14年)となり、16シーズンの小笠原(鹿島)遠藤(G大阪)を抜いて単独最多となった。ちなみに連続シーズン得点は小笠原の16年連続(99~14年)が最多。

◆仙台・柳沢が17年連続弾!「チームにとっても大事な勝ち点」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141103/jle14110305010007-n1.html



 J1第31節(2日、G大阪1-1仙台、万博)仙台はJ1残留争いの中、37歳の元日本代表FW柳沢が今季初ゴール。貴重な勝ち点1をもたらした。終了間際にロングボールのこぼれ球に反応し、左足シュートを決め「僕にとってもチームにとっても大事な勝ち点だ」と白い歯を見せた。イタリア時代の2004、05年を除き、自身のJ1記録を更新する17年連続得点。今季はG大阪の遠藤がJ2も含めて17年連続ゴールを挙げ、鹿島の小笠原は16年連続得点を決めている。

◆仙台柳沢今季初ゴール J1得点17季に(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141102-1391010.html



<J1:G大阪1-1仙台>◇第31節◇2日◇万博

 仙台FW柳沢敦(37)が今季リーグ戦初ゴールを決め、J1で得点を記録したシーズンを歴代単独1位の「17」に伸ばした。

 0-1の後半23分から途中出場し、迎えた後半ロスタイム。ロングボールのこぼれ球に素早く反応してゴール前に持ち込むと、左足で豪快にネットを揺らした。土壇場で引き分けに持ち込む一撃に「最後まで諦めない姿勢を出して、重要な勝ち点1につながってよかった」と胸をなで下ろした。

◆鹿島逆転勝ち、V戦線残った/新-鹿31節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141102-1390677.html



<J1:新潟1-2鹿島>◇第31節◇2日◇デンカS

 3位鹿島が11位新潟に敵地で逆転勝ちし、優勝争いに踏みとどまった。

 豪雨の中で始まった試合はホームの新潟が主導権を握った。前半13分、DF舞行龍がゴール正面から切り返して右足シュート。鹿島DF昌子の足に当たったボールは、左ポストとクロスバーの角をたたき、惜しくも得点にならなかった。

 逆転優勝へ負けられない鹿島も反撃。21分、オーバーラップした日本代表の右サイドバック西が地をはうミドルシュートを打ったが、わずかに右へそれた。

 一方の新潟も29分にチャンスをつくる。MF山本が最終ラインの裏へ抜けてシュートを放ったが、鹿島GK曽ケ端の体を張ったセーブに阻まれた。さらに35分、MFレオシルバが周りを生かした連係でセンターサークル付近からペナルティーエリアまで攻め上がり、左足でシュート。ここも曽ケ端に防がれたが、新潟がいい形で攻め続けた。

 すると43分、新潟が均衡を破る。2トップの指宿に縦パスが入ると、右前方の鈴木へワンタッチパス。鈴木もワンタッチでDFをかわしてGKと1対1となり、左足でボールを浮かせてゴールへ流し込む。新潟1点リードで折り返した。

 追う鹿島は勝負に出る。後半7分、MFカイオとMF中村を同時投入。早々にカードを2枚切って攻勢を強めた。これが当たる。中村が出場から10分後に同点弾を奪った。MF小笠原の右FKにファーサイドでダイレクトシュート。右足でゴール右に流し込んだ。

 その後は一進一退の展開となった。新潟は40分、流れるような連係からMFレオシルバがGKと1対1になったが、ゴール上に外してしまう。すると1分後に鹿島が勝ち越した。右サイドの西が、正面にDFがいても構わず右足を振り抜くと、GK守田の右手をはじき飛ばしてゴール左に突き刺さった。終盤に生まれた起死回生の1発だった。

 試合前までリーグ戦の通算対戦成績は7勝7分け7敗の五分だったが、鹿島が勝ち越し。鹿島が首位浦和との勝ち点差を暫定4差に縮め、優勝の目を残した。

◆鹿島セレーゾ采配的中!中村&西弾で逆転(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141102-1391113.html



<J1:新潟1-2鹿島>◇第31節◇2日◇デンカS

 3位鹿島が逆転で11位新潟を下し、優勝争いに踏みとどまった。前半は運動量に勝る新潟に圧倒され、43分に先制点を献上。1点ビハインドの後半7分、トニーニョ・セレーゾ監督がMFカイオ(20)とMF中村充孝(24)を同時投入し、勝負に出た。これが当たる。

 カイオが相手守備をかく乱し、中村が出場10分後に同点弾を奪った。MF小笠原の右FKをファーサイドで待ち受け、右足ダイレクトボレーでゴール右に流し込んだ。

 3試合ぶりの今季2点目に「常に得点を求められているので良かった。ブロックに行こうか迷ったけど、やっぱり外で待っていたら(小笠原)満男さんが狙ってくれた。難しくなかった」と、難易度の高いシュートを涼しい顔で振り返った。

 さらに41分、日本代表の右サイドバック西大伍(27)が逆転弾を決めた。中央からこぼれたボールを拾うと、正面にいた相手DFの股を狙って右足を振り抜く。これがGK守田の右手をはじき飛ばし、グラウンダーでゴール左に突き刺さった。

 引き分けなら優勝の可能性が消えかけた一戦で起死回生の1発を奪い「狙い通りのコースだけど、後半は多くのチャンスがあった中、決めたのが僕だっただけ。残り3試合、優勝に必要なのは気持ちだし、個人的には優勝したことないので、逆転したい」と意欲を見せた。

 これまでリーグ戦の通算対戦成績が7勝7分け7敗と五分の難敵だったが、振り切った。これで翌3日に横浜戦がある首位浦和との勝ち点差は暫定4差。強力なプレッシャーをかけた。

◆鹿島、中村&西のゴールで新潟に逆転勝ち 4年ぶりACLへ前進(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141102/jle14110218180013-n1.html

 J1第31節(2日、新潟1-2鹿島、デンカS)鹿島が敵地で新潟に2-1で逆転勝ちした。前半43分に新潟のU-21日本代表FW鈴木武蔵に先制ゴールを許したが、後半17分、MF小笠原満男のFKを途中出場のMF中村充孝がダイレクトで蹴り込んで同点に。さらに同41分、日本代表DF西大伍がペナルティエリア右隅付近から勢いよく右足を振り抜くと、相手DFの股の下を抜けて左のサイドネットを揺らした。

 これで鹿島は勝ち点を54に伸ばし、3位をキープ。残り3節で優勝は厳しい状況だが、4年ぶりのアジア・チャンピオンズリーグ出場権獲得へ大きく前進した。

◆鹿島、奇跡Vある!西が会心の一撃「狙い通りのシュート打てた」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141103/jle14110304390002-n1.html



 第31節第1日(2日、デンカビッグスワンスタジアムほか)3位鹿島は新潟に2-1で逆転勝ち。日本代表DF西大伍(27)が古巣相手に決勝点を挙げて勝ち点を54に伸ばし、優勝戦線に踏みとどまった。2位G大阪は終了間際の失点で仙台と1-1で引き分け、暫定首位浮上を逃した。勝ち点は56で首位浦和と2差。浦和は3日に横浜Mと対戦する。鳥栖は神戸に競り勝ち、53で4位に上がった。川崎は清水に屈し、優勝争いから後退。

 チームを優勝戦線に踏みとどまらせる会心の一撃だった。試合終了間際、DF西は決勝点を奪うと鹿島サポーターの元へ一直線。喜びを分かち合った。

 「狙い通りのシュートが打てた。うれしい」

 1-1の後半41分だ。右サイドでこぼれ球を拾うとドリブルで前進。「クロスか迷ったけど、いい形でボールを持てたので」と右足を振り抜いた。シュートは相手DFの股間を抜け、左サイドネットを揺らした。

 移籍加入する前年の2010年に新潟で1年間プレー。古巣のファンに「成長を見せられた」と胸を張った。

 8月の広島戦の得点はJ1月間ベストゴールに選ばれ、10月には約3年ぶりに日本代表に復帰。しかし、親善試合2試合は出番がなかった。ブラジル戦をベンチから見届けて10月15日の早朝にシンガポールから帰国すると、その日の練習はフルメニューを志願。悔しさをバネに向上を目指す。

 首位・浦和は3日に横浜M戦を行う。鹿島は5試合ぶりの白星で、暫定ながら浦和と勝ち点4差に迫った。2007年は終盤に9連勝して大逆転優勝したが、その時も首位を走っていたのは浦和。当時の再現を果たす舞台が整った。

 西は「本当に優勝したいという気持ちをどれだけ強く持てるか」と残り3試合を見据えた。雨の中、遠く新潟に駆けつけたサポーターは試合後、黒人霊歌『聖者の行進』の曲に乗せた応援歌「奇跡を起こせ」を大合唱した。チームも奇跡の逆転Vを信じている。 (伊藤昇)

★鹿島・2007年の奇跡のリーグ制覇

 開幕5戦未勝利で、一時は首位との勝ち点差が「11」に開くなど優勝は絶望視されていた。しかし、徐々に調子を上げると第26節の新潟戦から連勝を続け、首位の浦和を猛追。勝ち点1差の2位で迎えた最終節の清水戦(カシマ)もMF小笠原のゴールなどで3-0と勝利し、9連勝を達成した。同時刻の試合で浦和が敗れ、奇跡の逆転優勝が決定。シーズン中に1度も首位に立たなかったチームの優勝は、これが初めてだった。

西 大伍(にし・だいご)

 1987(昭和62)年8月28日生まれ、27歳。札幌市出身。札幌ユースから2006年にトップチームに昇格し、07年9月の愛媛戦でJ初出場。同10月の愛媛戦でJ初得点。新潟を経て、11年に鹿島に移籍。11、12年のナビスコ杯連覇などに貢献した。11年6月のペルー戦でA代表初出場。先月にはアギーレ・ジャパンに初選出された。J1今季20試合3得点、同通算165試合9得点。J2通算46試合8得点。代表通算1試合0得点。1メートル76、73キロ。

◆鹿島 奇跡逆転Vへ残った!西、恩返し弾「新潟サポに申し訳ない」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/03/kiji/K20141103009218670.html

J1第31節 鹿島2―1新潟 (11月2日 デンカS)



 奇跡の逆転優勝へ残った。新潟戦で負ければ、3日の浦和次第で終戦となった鹿島は逆転勝利。アウェーで5試合ぶりの白星を手にし、暫定ながら首位・浦和との勝ち点差を「4」に縮めた。

 劇的な瞬間が訪れたのは1―1の後半41分だった。敵陣右サイドでこぼれ球を拾った日本代表DF西が右足を一閃(せん)。「後半はチーム全体がゴールへ向かう動きができていた。たまたま決めたのが僕だった」と謙遜したが、相手DFの股を抜く弾丸シュートはGKの手をはじき、左ポストに当たってゴールに吸い込まれた。

 10年に新潟に在籍。古巣への強烈な恩返し弾に「新潟のサポーターの人には申し訳ない」と頭をかいたが「でも応援してくれている人もいるし、その方たちに成長を見せられて良かった」と笑みを見せた。10月にデンカSで行われた日本代表の親善試合ジャマイカ戦では出場機会なし。その悔しさを晴らし同時に5日に発表される日本代表メンバー入りへもアピールした。

◆J1鹿島、残った 新潟に逆転勝ち(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14149385908782

J1第31節第1日(2日・デンカビッグスワンスタジアムほか=8試合)鹿島は2-1で新潟に逆転勝ちを収め、5試合ぶりの白星を手にした。通算成績は16勝6分け9敗、勝ち点54の3位。

鹿島は前半43分に失点。しかし後半17分に途中出場の中村が同点ゴールを決めると、41分には西が勝ち越し点を奪い、そのまま逃げ切った。

2位G大阪は終了間際の失点で仙台と1-1で引き分け、暫定首位浮上を逃した。勝ち点は56で首位浦和と2差。浦和は3日に横浜Mと対戦する。14位の仙台は37歳の柳沢が同点ゴールを決めた。

鳥栖は神戸に競り勝ち点53で4位に上がった。2得点の豊田は通算15ゴールで得点ランクのトップに並んだ。

■素晴らしい 鹿島・トニーニョ・セレーゾ監督
厳しい試合を制することができたのは非常に素晴らしい。アウェーでしっかりと勝つことができた。まず一回休んで、また一からしっかりと準備を進めていきたいと思う。

■結果出さないと 鹿島・豊川
(先発出場に)使ってもらっているから結果を出さないと、アントラーズというチームでは生き残っていけない。

■成長見せられた 鹿島・西
(2010年にプレーした新潟を相手に活躍し)応援してくれている人もいっぱいる。自分の成長を見せられた。

◆鹿島が逆転で5戦ぶり勝利、逆転Vに望みつなぐ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?150759-150759-fl

[11.2 J1第31節 新潟1-2鹿島 デンカS]

 3位鹿島アントラーズはアウェーでアルビレックス新潟と対戦し、2-1で逆転勝ちした。10月の4試合では1勝も挙げられなかったが、9月27日の徳島戦(5-0)以来となる5試合ぶりの白星。勝ち点を54に伸ばし、2位G大阪に勝ち点2差に迫ると、明日3日に試合を控える首位・浦和との勝ち点差も暫定で「4」に縮めている。

 新潟は前半13分、MF田中亜土夢から縦パスを受けたDF舞行龍ジェームズが個人技で一人かわしてフィニッシュまで持ち込んだが、シュートはDFに当たってポストを直撃。同14分にはMF山本康裕の左クロスにFW指宿洋史が頭で合わせたが、ゴール右に外れた。

 序盤からチャンスをつくる新潟は前半35分にもMFレオ・シルバが田中亜とのワンツーからシュートを狙うが、GKの好セーブに阻まれる。それでも前半終了間際の43分、DF松原健がインターセプトから素早く前線にボールを供給。指宿がワンタッチで流してFW鈴木武蔵がゴール前に抜け出し、先制ゴールを流し込んだ。

 1点ビハインドで前半を折り返した鹿島も後半7分にMFカイオとMF中村充孝を同時投入。すると同18分、右後方からのMF小笠原満男のFKをファーサイドの中村が左足ダイレクトで捉え、ゴールネットを揺らした。セットプレーから同点に追いつき、後半41分にはDF西大伍が試合をひっくり返す勝ち越しゴール。劇的な決勝点で2-1と逆転した。

 逆転優勝に望みをつなぐ5試合ぶりの勝利。決勝点の西は試合後のインタビューで「最後まで可能性を信じてくれている人がいるので、僕らもあきらめずに最後まで戦いたい」と誓っていた。

◆【J1:第31節 新潟 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181290.html

11月2日(日) 2014 J1リーグ戦 第31節
新潟 1 - 2 鹿島 (16:04/デンカS/27,809人)
得点者:43' 鈴木武蔵(新潟)、62' 中村充孝(鹿島)、86' 西大伍(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●田中亜土夢選手(新潟)
「前半はプレスをかけて、奪ってから速く攻撃できていた。距離感もよかった。それを90分間続けなければならない。いつものことだが、チャンスで決め切れない。そこを何とかしなければならない」

●鈴木武蔵選手(新潟)
「ゴールシーンは、指宿君が相手と1対1になっていて、後ろにできていたスペースに走った。GKが出てきたので、流し込んだ。Jリーグ出場50試合目の区切りの試合で得点できたことはうれしい。だけど、やはり勝たないと。1点ではなく、2、3点と取らなければならなかったが、その力がなかったということ」

●守田達弥選手(新潟)
「(2失点目は)味方がまたを抜かれたので、少し反応が遅れてしまった。ただ、自分はボールに触ったので、止められると思ったが…。後半にセットプレーで追い付かれたときは、相手が交代したばかりでマークにしっかり付けていないところでやられた。セットプレーとカウンターで失点したが、セットプレーは前半の終了間際から守備のズレがあり、後半は集中して入ろうとしたところだった。ミスからの失点が悔しい」

●中村充孝選手(鹿島)
「(ゴールシーンは)いつも通り。信じて空いているポジションに入った。ゴールは、途中出場で常に求められている自分の仕事ができた結果。ただ、もう2点決めるチャンスがあっただけに、今日はまだまだだった。毎試合勝点3を目指している。残りの試合は周りを気にせずに勝つだけ」

●西大伍選手(鹿島)
「新潟は運動量があり、前線からプレッシャーを掛けて来るチーム。それに合わせてハイペースで戦っていると体力を消耗するので、頑張るところは我慢してやろうと心掛けた。前半は無失点で終わろうとチームメイトと声を掛け合ったが、終了間際に失点してしまった。後半はある程度リスクを負いながらプレーした。相手も運動量が落ちた。(ゴールは)前の選手が相手にプレッシャーを掛け続けてくれて最終的に決めたのが僕だった。狙い通りのコースに打て、決まったときはうれしかった。今日の勝利はサポーターの声援が力になった。残りの試合は、優勝の可能性がある限り、諦めずに全部勝てるように頑張りたい」

以上

◇【J1:第31節 新潟 vs 鹿島】柳下正明監督(新潟)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181288.html

11月2日(日) 2014 J1リーグ戦 第31節
新潟 1 - 2 鹿島 (16:04/デンカS/27,809人)
得点者:43' 鈴木武蔵(新潟)、62' 中村充孝(鹿島)、86' 西大伍(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●柳下正明監督(新潟):

「サッカーは、やはり難しいと感じた。だからやめられないというのもある。2つのプレーでリズムを相手に渡してしまった。それが、サッカーは怖いと感じたところ。ただ、失点のところはやられるべくしてやられている。アントラーズの得意なカウンターとセットプレー。ここで少し油断がある。攻撃に関しては、かなりチャンスを作っていた。1点しか入らなかったから、こういう結果になったが。もっとゴールから20メートルエリアでの精度を上げる、落ち着きというものが必要かなと感じた。残り3つ、精一杯戦って行く」

Q:前半はいいリズムで攻撃していたが、どこが良かったのか。
「ミスが少なかったし、空いているスペースをうまく使えた。多少、鹿島が緩かったということもあったかもしれない」

Q:後半、鹿島が2人一気に交代したところでリズムを持っていかれたが。
「交代の前に、こちらがビッグチャンスになりかけたところを、ミスで相手にボールを渡して、リズムを失った。もちろん、交代で入ってきた相手の選手たちは、先発でも十分にやれる選手たち。そこは仕方ないと思う」

以上

◆【J1:第31節 新潟 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181289.html

11月2日(日) 2014 J1リーグ戦 第31節
新潟 1 - 2 鹿島 (16:04/デンカS/27,809人)
得点者:43' 鈴木武蔵(新潟)、62' 中村充孝(鹿島)、86' 西大伍(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:優勝戦線に踏みとどまる大きな勝利だったが。
「アルビレックスは中断期間に補強をし、監督の考えが浸透してきて、前回対戦したときよりも、いろいろな部分で向上が見受けられた。同様に我々も向上している。両チームともゴールを目指すというところでは見応えのある試合だった。タフな試合を制することができた。今、素晴らしい感情にいる。準備をしてシーズンに入り、シーズンの中で、累積警告やケガなど、いろいろなことが起きていく。そこでチームを再構築する作業を繰り返す。達成しようという目的意識をどれくらい持続できるかが、1年を通じての難しいところ。持続力を一番考えなければならない。いい試合も悪い試合もあるが、大半はいい内容。ときには引き分けたり、負けたりしたが、チームとして成長し、チームになりつつあるという手応えは感じる。ただ、今日の勝利で何かを成し遂げたわけではない。アウェイでしっかり勝つことができた。今後もしっかりと準備をして、考えていきたい」

Q:これから中断に入るが、どこに注意して次に備えるか。
「シーズンの終盤なので、2週間で何か改善する、あるいは何かをしようとしても難しい。体力的、精神的なストレスを抱えている状況なので、練習量を増やすというのも難しい。攻撃の部分に大きな問題はない。落ち着いてやったときには、つなぐことができている。問題はボールを持っていないときの守備の部分。ポジショニングや、相手をどこに置くのかという基本的なところを徹底したい。あとは精神的な面。サッカーは試合中に、感情の起伏がジェットコースターのようになる。試合後はリセットすることが大事。試合中の感情のコントロールがいかにできるかで、プレーの質も変わってくる。1つ1つ勝っていく、諦めない姿勢、ということも話していきたいと思う」


以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第31節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51315

J1 第31節 アルビレックス新潟戦

鹿島がアウェイで新潟を撃破!中村と西の得点で逆転、5試合ぶりの勝ち点3!

10月26日、浦和との大一番を悔しい引き分けで終えた鹿島が、逆転優勝を懸けて11月の戦いに臨む。その初戦、J1第31節でアルビレックス新潟とアウェイで対戦すると、前半を1点ビハインドで終えたものの、後半に中村と西が得点を挙げ、2-1と逆転。5試合ぶりに勝ち点3を獲得した。

10月の4試合で勝利から遠ざかり、5試合ぶりの勝利を目指す鹿島は、累積警告で出場停止の山本に代わって前野が左サイドバックに入り、今季のリーグ戦2試合目の先発出場を果たした。また左サイドハーフでは豊川が先発メンバーに名を連ねた。試合開始直前から降り始めた豪雨の中、鹿島はなかなか主導権を握ることができない。中盤でのボールロストが目立ち、新潟に押し込まれる場面が多く見られた。13分には相手のシュートが鹿島DFに当たり、コースが変わってクロスバーを直撃。肝を冷やしたが、失点を逃れた。

以降も攻撃のリズムを掴めずにいた鹿島は、19分頃からチャンスを作り始める。赤崎が思い切りよく放ったミドルシュートの後、20分には土居がドリブルで右サイドを突破し、ゴールライン際から中央へ浮き球のクロス。ファーサイドの豊川がボレーで合わせたが相手DFにブロックされ、こぼれ球を拾った遠藤のシュートもDFに阻まれた。21分には西が強烈なミドルシュートを放ったが、惜しくも枠の右へ。均衡を破ることはできなかった。

立て続けのシュートで盛り返したかに思われたが、以降は再びリズムに乗れない時間帯となる。中盤でのパスミスが増え、セカンドボールを先に拾われるプレーが続いた。すると43分、中盤左サイドでボールを失ってショートカウンターを許す。ゴール前へパスを通され、最後は鈴木に押し込まれてしまった。鹿島は1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

1点を追う後半開始直後、鹿島は新潟のカウンターを受け、ワンタッチパスをつながれて最後は鈴木にループシュートを打たれたが、カバーに戻った植田が何とか頭に当て、CKに逃れた。いきなり訪れたピンチをしのぎ、トニーニョ セレーゾ監督は2選手同時交代を敢行。52分、赤崎と豊川に代えて中村とカイオを投入し、打開を図った。

すると、ピッチに送り出された両選手が躍動する。まずは57分、カイオがワンツーで左サイドを抜け出し、中央へクロス。遠藤が左足で合わせたシュートは惜しくも枠を外れたが、決定機を作り出して得点の予感を漂わせた。そして62分、待望の同点弾は背番号13の右足から生まれた。敵陣右サイドで得たFKを小笠原が蹴り込むと、ファーサイドでフリーになっていた中村が鮮やかな右足ボレーで合わせ、ゴール右隅を射抜いた。中村の今季リーグ2得点目で、鹿島が1-1の同点に追いついた。

以降は互いに打ち合うオープンな展開となったが、同点弾で勢いに乗る鹿島は中村が身体を張ったポストプレーで起点となり、サイドを広く使った攻撃でチャンスを演出。84分にはレオ シルバに至近距離からシュートを打たれるピンチを迎えたが事なきを得ると、歓喜の瞬間は直後に訪れた。85分、土居がゴール前で突破を図ると、こぼれ球に西が反応。右足で放たれた強烈なシュートは、対面する相手DFの股下を抜いてゴール左隅に突き刺さった。

西の逆転弾で2-1と勝利を収めた鹿島。5試合ぶりの白星で勝点を54に伸ばし、明日に試合を控える浦和との勝ち点差を4に、今節で仙台と引き分けた2位G大阪との差を2に縮めた。次戦は3週間のインターバルを挟み、22日に行われる第32節で川崎フロンターレと激突する。リーグ戦は残り3試合となった。カシマスタジアムでの上位対決を制し、ラストスパートの口火を切らなければならない。逆転優勝のためには勝ち点3の獲得が必須だ。1人でも多くのサポーターに熱い声援を送ってもらいたい。



【この試合のトピックス】
・リーグ戦5試合ぶりの勝利を収めた。
・リーグでのアウェイ新潟戦は2011年以来4試合負けなしで、昨季に続いての勝利となった。
・途中出場の中村が同点弾を記録。今季のリーグ戦では、10月18日の第28節柏戦以来、2得点目だった。
・西が今季リーグ戦3得点目を挙げ、自己記録に並んだ。前回は札幌所属時の2008年に記録している。
・前野が、5月17日の第14節徳島戦以来、今季リーグ戦2試合目の先発出場を果たした。
・山村が3試合ぶりにベンチ入りし、9月27日の第26節徳島戦以来の途中出場。J1通算50試合出場を達成した。
・豊川が2試合ぶりに先発メンバーに復帰した。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・自陣で相手に自由を与えすぎている。気持ちを前に出して、アグレッシブにボールを奪いにいけ。
・自分たちのサッカーを見失うな。落ち着いてボールを動かそう。
・プレス、サポート、カバーリングなど、まずは基本的なところをしっかりやっていこう。

アルビレックス新潟:柳下 正明
・守備は切り替えを早くすること。
・攻撃は前半同様、繰り返していく。
・1点しか取れていない。チャンスはたくさんあるぞ。集中して決め切ろう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・新潟は中断期間に補強をしたり、監督の考えが浸透してきていて、前回の対戦よりもいろいろな部分が向上していることは見受けられた。同時に我々も前回の対戦時よりも向上していた部分があると思う。両チームともゴールを目指すというところでは見応えがある試合になったと思うし、厳しくてタフな試合を制することができたので、今は素晴らしい感情を持っている。ただ、シーズンの当初は準備をして開幕するわけだが、シーズンインの後でケガや累積(警告)といった様々なことが起きる。少しずつチームを再構築していく作業の繰り返しで、長所や短所が良くなったり悪くなったりということを繰り返している。達成しようとしている目的に対して、最後にどのくらいのものを持続できるかが1年間のシーズンを通じて最も難しいところでもある。持続力を考えなければいけない。シーズンを通して良い試合も悪い試合もあったが、大半は良い内容。時には引き分けたり負けたりしたが、成長している部分、チームになりつつあるという手応えはある。ただ、それは今日の勝利で成し遂げたわけではなくて、今日はアウェイで勝つことができたということ。この後1回休んで、しっかりと準備をしていきたい。1試合ずつ考えていきたい。
・シーズン終盤なので、次の2週間で何かを改善できるかと言えば、また何かをしようとしてもそれは難しい。体力的、精神的なストレスを抱えている状況なので練習量を増やすのは難しいかなと思っている。攻撃の部分にはそこまで大きな問題はない。落ち着いてプレーしている時にはパスをつなげているし、相手のゴール前まで行ってチャンスを作っている。フィニッシュが決まるかどうかという部分はあるが。問題は、ボールを持っていない時の守備の部分。ポジショニングや相手をどこに置くのかという基本的なことを徹底したい。あとは精神的なこと。サッカーの試合は感情面の激しさが、いろいろなことがある。感情のジェットコースターのような状態になる。それをもう一度リセットすることが重要で、あとは試合中に感情のコントロールをいかにしてできるかということによってプレーの質も変わってくる。
・自分たちが1つ1つ勝っていかなければ状況は何も変わらない。諦めない姿勢についても話をしていきたい。

アルビレックス新潟:柳下 正明
サッカーは難しいなと感じた。だからやめられないということもある。1つ、2つのプレーで相手にリズムを渡してしまった。サッカーは非常に怖いなと感じた。失点のところは、やられるべくしてやられている。アントラーズが得意なカウンターとセットプレー、ここで少し油断があった。攻撃に関してはかなり多くのチャンスを作ったし、1点しか入らなかったからこのような結果になった。ゴール前での精度をもっと上げることと落ち着きが必要かなと感じた。残り3試合、精一杯戦っていく。



選手コメント

[試合後]

【西 大伍】
(逆転ゴールは)コースはイメージ通りだった。前半は新潟の運動量が多いので、無失点で終わろうとヤスと話していたが、その中で失点してしまったのが課題。勝ちたい気持ちが強すぎて、前に行きすぎた。一瞬の判断でチャンスもピンチにもなるので、きつい時間ではあると思うけど、試合中は前の選手に声をかけていた。

【中村 充孝】
途中で入ったら、今日の様な仕事を常に求められる。途中出場は、途中出場なりの仕事がある。あと2点、決められるチャンスがあったので、反省点の方が多い試合。(得点シーンは)そんなに難しいシュートでなく、普通。いつも通りにできた。レオ シルバ選手の位置が微妙だったし、いつも自分が入っていく位置なので、満男さんが狙ってくれたのかもしれない。

【豊川 雄太】
新潟は、マンツーマンでやりにくさはあった。(失点シーンは)最低限、自分が相手を止めていれば、失点につながらなかった。リズムがつかめないまま終わってしまったが、良い課題が見つかったと思って、プラスに考えている。使ってもらっているのだから、結果を残さないといけない。若いから、というのは言い訳にならない。

遠藤選手、前野選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。