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2015年2月6日金曜日

◆アギーレ後任にレオナルド氏が売り込み!「話をいただければ喜んで」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150205/jpn15020505070009-n1.html



 サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)の解任発表から一夜明けた4日、後任候補に挙がっている元ブラジル代表MFのレオナルド氏(45)が、日本サッカー協会に「売り込み」を行っていたことが分かった。日本協会が後任監督の選定作業を本格化させる中、世界中から“ラブコール”が寄せられている。

 アギーレ監督の解任という激震から一夜。日本協会がリストアップする後任候補の1人から、熱烈な“ラブコール”が届いていたことが明らかになった。

 「監督就任の話をいただければ、喜んで聞くつもりです」

 関係者を通じて日本協会幹部にそう伝えたのは、元ブラジル代表のレオナルド氏だ。アギーレ氏に八百長疑惑が持ち上がり、監督続投が難しくなったことを知ると後任に名乗りを上げ、日本協会もレオナルド氏をリストアップしたとみられる。

 J1鹿島やACミラン(イタリア)などでプレー。甘いマスクで人気を誇った。選手として94年米国W杯で優勝を経験し、監督としてACミラン、インテル・ミラノ(同)を率いた。欧州チャンピオンズリーグでの指揮経験があり、インテル監督時代には日本代表DF長友佑都を獲得している。

 日本協会の大仁邦弥会長(70)は後任監督の選定について「(3月の国際親善試合に)何としても間に合わせたい」としている。日本をよく知る経験豊富な指導者の前向きな姿勢は、選考の大きなポイントとなる可能性がある。

 また、J1名古屋でプレーし、指揮もしたドラガン・ストイコビッチ氏(49)は4日付の地元セルビア紙「スポーツ・ジャーナル」のインタビューで、日本代表の監督就任について言及。「適応には困らないだろう。日本には長年、住んでいたからね。誰にとっても良い挑戦になるのは間違いない」と意欲を示した。ただ、同氏に関しては過去の金銭トラブルを理由に、日本協会内には慎重論もある。

 また、日本協会は「ブラジル限定」で、現在クラブを指揮している指導者についてもリストアップを進めることが分かった。「ブラジルは監督の入れ替わりが激しく、3試合での解任もある」と話す関係者もおり、“引き抜き”は難しくないという。

 そこで候補に挙がるのが、かつて磐田を率い、ブラジル代表を指揮して2002年日韓W杯で優勝に導いたルイスフェリペ・スコラリ氏(66)だ。再び母国を率いた昨年のブラジルW杯は4強に終わり、現在はグレミオの監督を務めている。また、元鹿島監督のオズワルド・オリベイラ氏(64)=現パルメイラス監督、元C大阪指揮官のレビー・クルピ氏(61)=アトレチコ・ミネイロ=もJリーグでの実績から、リストに入っているもようだ。

 「代表監督をやりたい人は多い。ただ、本当にいい監督を連れてくるのは簡単ではない」と日本協会の原博実専務理事(56)。後任選定は本格化したばかりで、決定には時間がかかる可能性もある。