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電撃解任された鹿島のトニーニョ・セレーゾ前監督(60)が24日、契約解除の決定後、初めてクラブハウスに姿を見せた。
強化責任者の鈴木常務から解任を言い渡されたのは21日で、場所は選手寮。その後3日間は練習場に顔を出さず気持ちを整理していた。
シーズン途中の監督交代は99年のゼ・マリオ氏以来16年ぶり2度目。クラブでは珍しく、00年に3冠を達成した功労者でもあったため「残念な気持ちでいっぱいだ」と、ひどく落ち込んでいたという。それから3日。午前練習が終わったクラブハウスへ現れ、今後の手続きや帰国日程について調整した。関係者とのあいさつを終えると、自らの運転で計9シーズン通った「仕事場」を後に。サポーターから写真撮影を求められると車を降り、丁寧に、笑顔で対応していた。
ブラジル代表「黄金のカルテット」の1人だったセレーゾ氏は、00~05年の第1次政権で5つのタイトルを獲得。13年の監督復帰後は若手を積極起用して5位、3位と順位を上げたが、今季は苦戦。第1ステージは8位、第2ステージは現在11位に沈んだ。2度目の指揮ではタイトルを積み上げられなかった。