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2015年9月19日土曜日

◆【予想スタメン】リーグ戦連勝が止まった鹿島、司令塔柴崎復帰で本来のパフォーマンスを取り戻せるか(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150918/351242.html


今節出場停止から復帰する司令塔柴崎岳 [写真]=Getty Images


■ヴァンフォーレ甲府 残留争いを見据え、失点しない戦い方へ移行も

 5月に行われた1stステージの鹿島戦では、カウンターによる一撃で勝利を収めたが、3日後にACL決勝トーナメント進出を懸けたゲームを控える鹿島が、大幅に先発メンバーを入れ替えており、「運もあった」(山本英臣)ことは否めない。その試合で決勝点を奪った伊東純也が負傷のため、残念ながら今回は欠場。両チーム揃って、その時と指揮官が交代していることもあり、今季初対戦に近い感覚かもしれない。

 石井正忠監督が就任してからの鹿島について、佐久間悟監督は「ハードワークして、球際に強く、ゴール前にガンガン飛び込んでくる。シンプルで現実的。石井監督が現役当時の鹿島のやり方に近い」として、勝負を分けるポイントに「セカンドボール」を挙げている。

 順位は大きく異なるものの、年間トータル、2ndステージのどちらを取っても、両チームの失点数に大差はない。甲府としてはディフェンス力を競い合うような展開に持ち込んで、得点力の差を埋めたいところだ。佐久間監督は今後の残留争いを見据え、「得点できなくとも、失点をしないような戦い方」への移行も示唆している。

 前節の川崎戦は、相手の巧妙なFKで隙が生まれ、そこから敗戦を喫した。昨季8月の鹿島戦では開始直後にやはり虚を突かれ、柴崎岳のロングシュートで失点。そのまま敗れている。リーグ屈指の試合巧者が相手となるだけに、90分間を通して高いレベルで集中することが重要になる。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
3-4-2-1
GK
河田晃兵
DF
土屋征夫
山本英臣
津田琢磨
MF
松橋優
下田北斗
マルキーニョス・パラナ
阿部翔平
稲垣祥
阿部拓馬
FW
バレー


■鹿島アントラーズ リーグ戦での対甲府戦は貯金「1」と侮れず

 鹿島は前節のG大阪戦で敗れ、石井正忠監督の就任以来続いていたリーグ戦連勝が「6」でストップした。ただ、G大阪戦は柴崎岳が累積警告のために出場していなかった。甲府戦では司令塔が復帰することで、チーム全体が本来のパフォーマンスを取り戻す。

 G大阪戦では、ルーキーの鈴木優磨がリーグ戦デビューし、いきなり得点してみせた。鹿島に所属した日本人では、2004年の増田誓志(現蔚山)以来、11年ぶり2人目のデビュー戦ゴールとなった。敗れはしたものの、石井監督の采配がまたも的中した形。新戦力の活躍は、選手の競争意識を刺激するとともに、チームに勢いを与える。それによって、攻撃陣の選手層はさらに厚くなった。これまで出番の少なかったU-22日本代表候補の豊川雄太、ダヴィらもスタンバイOK。誰が出ても好パフォーマンスを発揮できる状況にある。

 ただ、9月2日のナビスコ杯準々決勝のFC東京戦で右ひざを負傷した昌子源が、16日の練習でも別メニュー調整。欠場する可能性が高く、守備の要を欠くとなれば大きな痛手となる。また、右SBの西大伍が体調不良のため16日まで別メニュー。17日の練習では合流したものの、ベストパフォーマンスを発揮できるかと言えば疑問符がつく。

 過去、16個のタイトルを獲得してきた鹿島だが、無冠の甲府を相手に、リーグ戦では5勝2分4敗と貯金は「1」。決して得意とは言えない相手。“格下”とはいえ、侮ることはできない。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
ファン・ソッコ
青木剛
山本脩斗
MF
遠藤康
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
金崎夢生
土居聖真