http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150919-OHT1T50273.html
◆J1第2ステージ第11節 清水1─4浦和(19日・エコパスタジアム)
エースが目覚めた浦和が、年間首位を奪い返した。1―1の後半10分、日本代表FW興梠に10試合ぶりのゴールが生まれた。第2S開幕の7月11日の松本戦以来の一撃を右足で押し込み、4年連続2桁得点に王手。「遠かったね。チームに迷惑をかけていた苦しい思いがあった」と胸をなで下ろした。
チームは、9月のW杯アジア2次予選の代表落選に発奮したMF武藤や柏木にもゴールが生まれ、4得点の大勝。第2S優勝争いでも首位に勝ち点5差に迫った。
興梠は昨季、終盤の鹿島戦で右腓(ひ)骨を骨折。離脱以降、首位にいたチームは1勝1分け2敗の失速で優勝を逃した。「残り5節が大事。決めるべき選手が決めればチームはノってくる」。悲願の年間Vへ、エースの復活は心強い限りだ。(林 直史)