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2015年9月3日木曜日

◆FC東京、終盤に中島が同点弾…好調鹿島との第1戦はドローに持ち込む(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20150902/346233.html


同点弾を決めたFC東京の中島翔哉(右)[]=瀬藤尚美


 2015Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦が2日に行われ、FC東京と鹿島アントラーズが対戦した。

 J1でここ5試合無敗をキープするFC東京。対して鹿島はJ1で6連勝中と好調チーム同士の対戦となった。両チームの今季の対戦成績は鹿島が2戦2勝している。また、FC東京はDF森重真人とDF丸山祐市が、鹿島はMF柴崎岳が、ロシア・ワールドカップ・アジア2次予選に臨む日本代表メンバーに招集されたため不在。さらにFC東京はFWネイサン・バーンズもオーストラリア代表に選出され欠場している。

 開始1分、ファーストショートはFC東京。ペナルティエリア前中央から橋本拳人が右足を振り抜くと、シュートはゴール左隅に飛ぶが、GK曽ヶ端準に反応され弾き出された。一方の鹿島は11分、左CKの流れから、こぼれ球に反応したエリア内中央の山村和也がダイレクトでシュートを放つが、相手選手に当たり枠を捉えられない。

 すると15分、ホームのFC東京が先制する。左サイドの太田宏介がアーリークロス。ピンポイントのボールに河野広貴が頭で合わせると、ループ気味のシュートはゴール右隅に吸い込まれた。追い付きたい鹿島だったが、19分にアクシデント発生。昌子源が負傷しピッチに座り込むと、そのまま20分に青木剛と交代になった。

 鹿島は22分、味方の折り返しに、エリア手前中央の西大伍がダイレクトでシュート。これは相手選手にブロックされ、セカンドボールに小笠原満男が再びダイレクトで右足を振り抜くが、シュートは枠を捉えられずゴール左に外れた。FC東京は24分、中島翔哉がエリア手前左から右足を振り抜くが、シュートは曽ヶ端にセーブされる。

 前半終了間際の43分、鹿島に同点ゴールが生まれる。左サイドでパスを受けた山本脩斗が相手選手を1人かわして、エリア内左に侵入し折り返す。ニアサイドに飛び込んだ赤崎秀平が合わせて、ゴールネットを揺らした。さらに前半アディショナルタイムの46分、味方の折り返しに反応した赤崎が、ダイレクトでシュートを放つが、クロスバー上に外れた。その直後、FC東京は河野がエリア内左に抜け出して左足でシュートを放つが、右ポストに弾き返され、ゴールとはならなかった。前半は1-1で折り返す。

 後半に入って勝ち越しに成功したのは鹿島。61分、ダヴィからのパスを受けた遠藤康がエリア手前右で、左足を振り抜くと、シュートは枠の右上隅に突き刺さり、ネットを揺らした。直後の62分、FC東京は左サイドからのクロスに橋本が頭で叩きつけると、シュートはゴール左隅を突くが、GK曽ヶ端の好セーブに阻まれた。そして63分、FC東京は前田遼一を下げて、平山相太を投入した。

 ホームで負けられないFC東京は終了間際の88分に追いつく。右サイドからのクロスに、ファーサイドへ走り上がったいた中島が、ダイレクトで左足を振り抜くと、シュートはゴール右隅に突き刺さった。

 試合はこのまま終了。ホームのFC東京は終了間際に同点に追いつき、鹿島と2-2の引き分けに終わった。

 第2戦は6日に、鹿島のホームで行われる。

【スコア】
FC東京 2-2 鹿島アントラーズ

【得点者】
1-0 15分 河野広貴(FC東京)
1-1 43分 赤崎秀平(鹿島)
1-2 61分 遠藤康(鹿島)
2-2 88分 中島翔哉(FC東京)