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[10.31 ナビスコ杯決勝 鹿島3-0G大阪 埼玉]
鹿島アントラーズがガンバ大阪を圧倒した。MVPこそMF小笠原満男に譲ったが、前線で脅威を与え続けたのはFW金崎夢生だった。
金崎は開始30秒でファーストシュートを放つなど、チームを勢い付ける。その後もドリブル突破、裏への飛び出し…。G大阪守備陣は、“キレキレ”の金崎を止めることが出来なかった。
そして1点リードで迎えた後半39分、CKをFW鈴木優磨が折り返すと、金崎がヘディングで押し込む。「いい球が来たので頭に当てるだけだった」。確実に優勝を引き寄せるゴールを突き刺した。
金崎は試合後、「ゴールの場面はあまり覚えていない。チーム全体の勝ちたいという思いが勝利に繋がったと思う。鹿島に来てまだ間もないが、今のメンバーでタイトルが獲りたかった。優勝できてうれしい」と喜んだ。
(取材・文 児玉幸洋)