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2015年11月2日月曜日

◆2015Jリーグヤマザキナビスコカップ 決勝トーナメント 決勝(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51711


ナビスコ決勝トーナメント 決勝 vsガンバ大阪

3年ぶり6回目のヤマザキナビスコカップ制覇!鹿島がG大阪に完勝、17冠目を獲得!

鹿島が3年ぶり6回目となるヤマザキナビスコカップ制覇を決めた。埼玉スタジアム2○○2での決勝、ガンバ大阪と対戦するとファン ソッコと金崎、カイオがゴールを決め、3-0で完勝。サポーターとともに歓喜の時を迎えた。



鹿島は1週間前、J1 2nd 第15節で湘南ベルマーレと対戦し、アウェイで1-2と黒星を喫した。2ndステージ制覇に向けて痛恨の敗戦となったが、選手たちが下を向く時間はない。翌日に開催されたオープンスタジアム2015で、サポーターとともにヤマザキナビスコカップ制覇への思いを新たにしたチームは、27日から練習を再開。日々、密度の濃いトレーニングを積んだ。

28日と29日には、練習前にミーティングを敢行した。普段より数多く詰めかける報道陣、試合前日の公開練習など、いつもとは異なる雰囲気と日程が待ち受ける中で、それでも指揮官は「今までと同じ流れで」と強調。「このような舞台に立てる機会はなかなかないので、僕自身は楽しみたいと思う」と、平常心を口にしていた。

試合前日、埼玉スタジアムで実施された公開練習でも、選手たちはリラックスした表情だった。気負うことなく、目の前の試合に集中する――。一戦必勝のスタンスは、タイトルマッチを前にしても変わらなかった。

指揮官は湘南戦から、先発メンバー2名を変更。GKに曽ヶ端、最終ラインは西とファン ソッコ、昌子、山本が並ぶ。ボランチは柴崎と小笠原のコンビで、2列目には中村と遠藤、そして前線には赤崎と金崎が入った。そしてベンチには、GK佐藤のほか、山村、青木、カイオ、本山、豊川、鈴木優磨が座る。

決戦の舞台、埼玉スタジアムには、朝早くからサポーターが待機列を成していた。17冠への思いをたぎらせた背番号12は、ホーム側スタンドをアントラーズレッドで埋め尽くした。小雨にも見舞われたが、熱い思いが冷めることはない。ウォーミングアップに現れた選手たちに、大きなチームコールが降り注がれた。

13時5分、キックオフのホイッスルが鳴った。「前半からギアを上げていかないと」との赤崎の言葉を実践するかのように、鹿島は立ち上がりから立て続けに決定機を迎える。まずは1分、金崎がペナルティーエリア右手前でパスを受け、振り向きざまにシュート。枠の右に外れたが、開始まもないシュートで口火を切った。さらに2分には、ペナルティーエリア内でのパス交換から遠藤がシュートを打ったが、ペナルティーエリア内から放たれたボールは枠を越えた。そして5分にもセカンドボールを拾って二次攻撃を仕掛け、中央突破。最後は遠藤が狙ったが、これも枠を捉えられなかった。



鹿島の攻勢は続く。11分には、中村が左サイドでボールを受け、ドリブルでのカットインから右足シュートを放ったが、わずかに枠の右へ。直後にも、赤崎がゴールライン際まで持ち込み、左サイドから中央へ折り返す。中村のシュートは枠を捉えたが、カバーに戻ったDFにクリアされてしまった。



出足の速いプレスとセカンドボールへの反応で、鹿島は主導権を握り続けた。15分過ぎからは決定機の数こそ減ったが、ボールキープ率を高めてG大阪を押し込んでいく。時折、カウンターを狙われたものの、中盤でいち早くプレスをかけ、最終ラインでは昌子とソッコが立ちはだかった。ハイボールへの競り合いをことごとく制し、相手にリズムを与えなかった。



前半の半分を過ぎても、鹿島ペースは変わらない。31分には、遠藤のスルーパスを受けた赤崎がペナルティーエリア右側から狙ったものの、GKに弾き出されてしまう。40分にも似たような形から、遠藤のパスに赤崎が抜け出し、GKをかわしてシュート。しかし、カバーに戻ったDFにゴールライン上で阻まれてしまった。結局、前半に均衡を破ることはできなかったが、終始、鹿島が攻勢をかけ続けた。



スコアレスで迎えた後半も、鹿島が優勢に試合を進めていった。53分、右サイド深くで得たFKを遠藤が蹴り込み、金崎がヘディングシュート。惜しくも枠を逸れたが、セットプレーからチャンスを作ってゴールの予感を漂わせた。





そして、待望の先制点は60分に生まれた。小笠原が蹴った左CKに反応したソッコが、フリーでヘディングシュート。これがゴール右隅に決まり、鹿島が均衡を破った。



1点リードを得た鹿島は、主導権を相手に譲らない。石井監督は66分にカイオ、69分に鈴木優磨をピッチへ送り出し、さらに攻撃の勢いを増していく。そしてこの交代策が、のちに歓喜を2回、生むこととなった。





鹿島は73分、優磨のパスを受けたカイオが右サイドから中央へ折り返し、金崎が至近距離からシュートを放つ。決定機だったが、これはGKに阻まれた。さらに74分には赤崎、76分にはカイオがペナルティーエリア内からシュートを放つなど、追加点を貪欲に狙っていった。



熱い声援を送り続けたホーム側のサポーターに向かって攻め続ける鹿島は、84分に追加点を挙げる。小笠原が左CKをファーサイドへ送ると、優磨が頭で折り返し、最後は金崎が押し込んだ。ファーストシュートから鹿島の推進力となり続けた背番号33が、決勝の舞台でも大仕事。これで鹿島が2-0と、リードを広げた。



そして、2点目の興奮が冷めやらぬ86分、ゴールラッシュの締めくくりはカイオが主役だった。カウンターで最終ラインの背後に抜け出すと、GKと1対1となる。背番号7は狙いすましたシュートをゴール右隅へと送り届けた。歓喜を爆発させるカイオ、そしてサポーター。鹿島が勝利を決定付ける3点目を決めた。







あとは、その瞬間を待つのみだった。鹿島は最後まで決定機を作らせず、G大阪を寄せ付けない。アディショナルタイム4分が経ち、待望のホイッスルが鳴った。3-0。鹿島がG大阪に完勝し、3年ぶり6回目のヤマザキナビスコカップ制覇を決めた。



試合後の埼玉スタジアムには、歓喜の歌声が鳴り響き続けた。最優秀選手賞には、中盤で献身的なプレスをかけ続け、チームの羅針盤となった小笠原が輝いた。負傷離脱中の土居やジネイもピッチに現れ、チームメート、スタッフと喜びを分かち合った。チーム全員で掴んだ、17冠目だ。

そして次戦は1週間後、11月7日に行われるJ1 2nd 第16節の横浜F・マリノス戦だ。2ndステージ制覇へ、残り2試合に連勝することで道が開けると信じて。今日知った優勝の喜びを、再び味わうために。そして、チャンピオンシップへと歩みを進めるために。カシマスタジアムに帰還し、チーム一丸で勝ちに行く。



【この試合のトピックス】
・3年ぶり9回目の決勝で、通算6回目のヤマザキナビスコカップ制覇を決めた。最多優勝記録更新となった。
・国内三大タイトル通算17冠目を獲得した。
・G大阪との今季の対戦は3回目で、1勝目(2敗)を挙げた。
・G大阪とのヤマザキナビスコカップでの対戦は通算10回目で、5勝目(2分3敗)を挙げた。
・小笠原が最優秀選手賞を受賞した。2002年に続く受賞で、同大会での複数回受賞者は、1993年と1994年のビスマルク(V川崎/現東京V)に続いて、歴代2人目。
・ファン ソッコが加入後初ゴールを決め、決勝点を記録した。
・金崎が今大会5試合出場で5得点目を挙げた。
・カイオが今大会2得点目を記録した。
・曽ヶ端と西、山本、小笠原が、今大会5試合フルタイム出場を果たした。
・鈴木優磨が途中出場。ルーキーがヤマザキナビスコカップ決勝のピッチに立ったのは、2000年の羽田憲司、2003年の深井正樹と中島裕希、2011年の柴崎岳に次いで、5人目。
・柴崎が今大会初出場を果たした。
・西とファン ソッコが、2試合ぶりに先発メンバーに復帰した。

監督コメント[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・最後のホイッスルまで自分たちのサッカーと気持ちを表現し続けよう。
・相手ペナルティーエリア内へと積極的に仕掛けよう。
・前半は全員がやるべきことをしっかりやった。
・後半はそれをやり切って結果につなげよう。

ガンバ大阪:長谷川 健太
・去年に比べればまだまし。十分チャンスはある。
・頭の中をクリアにして、自分達のやるべきことを後半初めからする。
・戦わないと勝てない!

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
G大阪を相手するにあたって、前半からタフな戦い、拮抗した戦いになるのではないかと思っていた。比較的うちが主導権を握れる展開になってはいたが、非常にカウンターの部分で脅威があって、そこをうまく失点なしでいけたことは、非常によかったと思う。後半に入ってからも当然、前がかりになってくると感じていたし、攻撃の怖さというものはあったが、そこはうちのディフェンス陣が、これはディフェンスだけの問題ではなくて、前線からの指示が非常に効いていて、うちらしい展開で試合を終えることができたと思っている。JリーグのホームゲームでG大阪に果敢に立ち向かっていって、そこでやられてしまったが、今日はそれが理想の形で終えることができた。やはり失点なしで終えることができたことは、非常によかったと思っている。

Q 今日のG大阪は過密スケジュールで疲れているなと感じた部分はあったか?

A 当然、そういう部分もあったと思う。私たちのプレスの仕方も当然よかったし、G大阪が普段とは違う形で来ているなと感じる部分もあった。

Q 就任して約3カ月で優勝だったが、終了の笛が鳴った瞬間は率直?

A本当にうれしかったというのが、正直な気持ち。試合が進むにつれて、1点取って、また追加点、さらにという形になり、どんどん攻撃的なものを出せたので、途中からは本当に今日は勝てるなっていう気持ちになっていた。監督に就任して数カ月ですが、この優勝は監督ではなく、やはり選手の戦う気持ちというものが最初から出ていたと思う。これをリーグ戦でも、天皇杯でも出したかったのですが、それができなかったのは、私の采配だったり、指導法だったり、そういうところに結びつくと思う。今日は本当に選手が90分間足を止めずに、積極的に、自分たちの戦う姿勢というものを見せてくれたと思っている。

Q 先週湘南に1-2で敗れたところから、どうやって立て直したのか?

A 練習から、守備にしても、攻撃にしても、自分たちのやり方というものをもう一度しっかりやっていこうというトレーニングをしてきた。一番は意識の問題ではないかと思う。湘南戦は前半の入りがよくなくて、相手に圧倒されてしまったところがあるが、逆に今日の試合はG大阪を圧倒できるような戦い方ができた。そこがいい結果に結びついたと思う。

Q 1点取ったあと、一瞬引くようなところがあったが、すぐに前で取ろうという意識が出てきた。1点リードしてガンバ相手に引くことなく戦えた要因は?

A そこは、流れの中で一瞬で相手にシュートまでいかれてしまうと、少し崩されたなという印象が出てしまうと、後ろに下がってしまうところもあると思うので、その辺の部分で、もう一度前からプレスに行って、相手にプレッシャーをかけて、切り替えてできれば、前からの守備ってものが継続してできると思うので、そのへんの切り替えの部分を選手がやってくれたんだと思う。常にいろんな環境のことは考えず、プレーのことだけを考えて、思考を切り替えてくれという話はしているので、そういう部分がいい方向に向いてくれたのではと思う。

Q 内容の流れ、勝負の流れがあり、最終的には内容と結果が一致したが、一致させることができた要因とは?

やはり、後半の何本か相手のチャンスになった部分で、防げたというところが一番だったと思う。Jリーグで負けてしまうときは、そこで相手に得点されてしまったりしていた。そこの部分で言えば、本当に1、2歩の寄せだったり、切り替えの速さだったりとか、そういう部分が重要になってくると思う。そこがやっぱり1歩前に出て、シュートコースを切れるのか、相手にプレッシャーを与えられるのか、そのへんの部分が1つの得点、1つの失点につながっていくと思う。そこが今日は本当に90分間、選手たちが高い意識を持ってやってくれたのではないかと思う。

Q 選手交代がうまくいったが、意図は? 小笠原選手が後半目立った理由は?

A 最初にサイドハーフを交代させた部分は疲労のところ、運動量が落ちてきたというところと、あとアツは少し筋肉を傷めたので、そこはすぐに代えようかと。やっぱり運動量が落ちてしまうと、相手に押し込まれてしまうケースが非常に多くなるし、サイドの攻撃っていのはやっぱりまずはうちの陣内に入ってきたところのサイドからの攻撃が起点になっていると思うので、そこの部分で意識がおろそかになってしまうと相手に押しかまれてしまうと思っていたので、そのへんはすぐに交代を考えていた。満男は前半もこぼれ球への反応だったり、挟み込みにいくタイミングだったり、僕のなかでも非常にやってくれていると感じていた。後半はうちが点をとったことでオープンな展開になったので、よりそれが目だったのではないかと思う。

Q 現役時代からジーコスピリットを知り、タイトルを獲ってきた監督にとって、この優勝はどんな意味があるか?

A ミーティングで満男が言ったことですが、ここで勝つと負けるでは本当に違う、と。そういう気持ちというものを常に持っているということで、重要だと思う。僕が現役時代では、試合数も100試合に満たないぐらいで、活躍もしていないので、タイトルといっても自分が勝ち獲ったタイトルというのはほとんどなかったと思うのですが、今いる、満男とか、ソガ、モトといった年代がチームにいるということが、すごく重要だと思っている。彼らが今までJリーグが始まってタイトルを獲ってきた、その積み重なった部分を継承してくれていると思う。

Q 監督として初のタイトルですが、現役時代と喜びに違いがあれば教えてください。

いや、優勝というのはどの優勝でも本当にうれしいんだなと、率直に思います。立場が変わりましたが、正直、僕にとっては関係なく、選手のみんながああやって喜んでいる笑顔とか、サポーターの人たちが喜んでくれる姿を見れば、どのタイトルも素晴らしい優勝だと実感しました。


ガンバ大阪:長谷川 健太
今日は完敗だ。ガンバのサポーターもたくさん応援に来てくれ、選手も最後の最後まで戦ってくれたが、鹿島の力に圧倒された。ガンバのサポーターに優勝をプレゼントできなかったのは悔しい。鹿島のサポーター、選手、スタッフ、クラブ、本当におめでとうございます。本当に今日は優勝にふさわしいゲームをしたと思う。なかなか90分を通して活路を見出すことができなかった。負けようと思ってプレーしている選手は誰もいない。勝てなかった責任は私にある。コンディショニングを含めて、雰囲気づくりなどいい形で戦わせてあげられなかったことは反省だ。リーグ戦2試合残っているので、ここでしっかり切り替えて、CSに出るために、なんとか今シーズンをいい形で終われるように、しっかりと切り替えて臨みたい。

Q 攻撃陣をいろいろ組み替えてゴールを目指したがうまく機能していなかったようだ。うまくいかなかった要因は?

A 今日は前線に起点を作れなかった。昌子、ファン ソッコがパトリックを抑えていた。逆に倉田が落ちたところで何度かチャンスになりかけていたが、攻撃の起点を前戦に作れなかった。非常に鹿島のプレッシャーが速かった。特にボランチに関してはFWがプレースバックして、今ちゃんのところで自由を与えてもらえなかったので、相手陣で時間を作るということができなかったことが、大きな要因かと思う。リンス入れたり大森を入れたりと、個人の力で打開しようと狙ったが、最後までうまくいかなかった。ただ、選手は鹿島相手に必死で戦ってくれた。私の見極めが甘かったと思う。

Q 次に広島との大一番が待っているが。

A 先ほども言ったが、ここで切り替えないと今シーズン、あと3試合で終わってしまう。天皇杯も川崎Fで非常に厳しい試合が待っている。今日負けて、やっぱり決勝戦、まけちゃいけないなと感じた。準優勝して下から見る光景は見飽きた。やっぱり勝たないといけないと改めて感じた。選手も悔しかったと思う。ここで切り替えられないチームではないと思う。選手を信じて、しっかり1週間、広島戦に向けて戦っていきたいと思う。

Q 前半チャンスを作るが鹿島が点を取れなかった。後半、5分過ぎにチャンスが続いたが、ゲームの流れ、勝負の流れがあり、勝負を引き寄せるのかと思ったが、どう思っていたか?

A そう思ってみていた。前半外してくれていたので、一発チャンスがあればと思っていた。実際に決めていればというシーンをいくつか作ってくれていたので、入るか、入らないか。しかし、今日は鹿島の久々にタイトルを獲りたいという気持ちが強く出ていた。こちらも、昨年勝って満足しているわけではないが、勝てるだろうと少し慢心があったと思う。前半押され気味でもやられない、やっぱり勝てるんだという思いで戦っていたと思う。ざっくりいえば、気持ちの面で鹿島の勝ちたいって気持ちが、我々を陵駕したのではないかと思う。

Q ハーフタイムのコメントで、戦う気持ちを見せないといけないとあったが、監督として戦っていないと感じていたのか?

A そうではなくて、球際で負けていたので、そういう意味での戦いに負けるなという話。れレフェリーが家本さんだったので、そのへんのファールは取らないとわかっていた。他のレフェリーなら取るかなというファールでも流すことが多かったので、その辺が鹿島の気持ちと相乗効果で鹿島に転がっていってしまったのかもしれない。そのへんで受ける気持ちがあったからこそ、球際で勝てなかった。前半1点取られたら難しいゲームになると感じたので、30分ぐらいを目途に落ち着かなければ岩下を入れようと考えていた。西野が悪かったわけではない。なんとかゼロで折り返して、後半を迎えたのだが。

Q フィジカルの疲れ、メンタルの疲れ、どちらを強く感じているか。どう切り替えるか?

A 本当に難しいと思う。休みは2日間与えようと思っている。9月、10月は2日間しか休みがなかった。疲弊感もある。少し休みを与えてリフレッシュさせようと思っている。コンディションを見極めながら、メンバーを決めていこうと思っている。広島も優勝がかかった試合だが、ホームで胴上げさせるわけにはいかない。選手と一緒になって、なんとかいい形で広島戦を迎えられるように準備したい。

Q 昨年タイトルを3つ獲って、勝利への飢え、メンタルコンディションの難しさを感じたか?

A はい、感じました。勝てない悔しさを味わうことで、優勝チームのサポーターが喜んでいる姿を見ることで、これほどエネルギーになるものはないのではと思う。勝たないと喜べないことは選手もわかっていたと思うが、どこかに心の隙があったのではないかと思う。そのへんも含めて私の準備不足だったと思う。

選手コメント[試合後]

【金崎 夢生】
みんなで勝ちたいと思っていて、その思いが勝利につながったと思う。今のチームメートで、このメンバーでタイトルを獲りたかった。結果につながって良かった。

【ファン ソッコ】
自分にとってのアントラーズでの初ゴールだった。本当に嬉しく思う。このタイトルを獲ることができて、そのピッチに立つことができた。最高の気分です。

【小笠原 満男】
いろいろな選手が試合に出て勝ち抜いて、タイトルを獲れた。全員が一丸となって獲れたタイトルだと思う。嬉しい。MVPを自分がもらったが、全員がMVPだと思う。試合に出られなかった選手を含め、スタッフとサポーター、みんながMVPにふさわしい。

柴崎選手、曽ヶ端選手、鈴木優磨選手、昌子選手、中村選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。