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2015年4月20日月曜日

◆ケルン大迫、チームの課題挙げる「同じ意識でサッカーをしないと」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150419/303697.html


2試合連続先発出場を果たした大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images


 ブンデスリーガ第29節が18日に行われ、ヘルタ・ベルリンとケルンが対戦。ヘルタ・ベルリンは原口元気、ケルンは大迫勇也と長澤和輝が先発出場し、試合はスコアレスドローに終わった。試合後、大迫が記者団の取材に応じている。

 2戦連続で先発出場となった大迫は、徐々にコンディションが上がってきていると言い、「今日はまだボール触る回数が少なかったんで、これを増やすことが課題かなと思います」と振り返った。

 チームは守備に追われる時間が多い中、手堅く勝ち点1を手にした。大迫は「もうちょっとみんなで前に行くべきだった」といい、さらにはチームとしての課題も口にした。

「何よりチームでまず同じ意識でサッカーをしないと。パスをつなぐところとつながないところ、守備でいくところといかないところ。単純なことですけど、それができるチームはしっかりと安定していいサッカーができると思う」とし、チーム内での意思統一の重要性を説いている。

 なお、ケルンは次節、ホームでレヴァークーゼンと対戦する。

◆原口と大迫&長澤の対戦はドロー決着…地元メディアは軒並み低評価(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150419/303769.html

ヘルタ戦に出場したFW大迫勇也(右)[写真]=Bongarts/Getty Images


 ドイツの地元メディアは、ブンデスリーガ第29節における日本人選手の採点と寸評を発表した。

 MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは、日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンと対戦。原口、大迫、長澤が先発出場した試合は、両者譲らずスコアレスドローに終わった。大迫については「どれだけ競り合いに強いかということを示した」としながらも採点は伸びず。

 レヴァークーゼンと対戦したハノーファー所属の日本代表MF清武弘嗣には最低点をつけ、「彼がピッチにいたことを誰も気づかなかったかもしれない」と厳しい評価を下している。その他の日本人選手にも低評価の採点がつけられる結果となった。

 採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。

■大迫勇也(ケルン)
対ヘルタ・ベルリン戦(0-0△)フル出場
『EXPRESS』
採点:4
寸評:大迫からボールを奪うことがいかに難しく、そして彼がどれだけ競り合いに強いかということを示した。だが結果には繋がらず。

『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:4
寸評:中盤とサイドからのサポートが少なかった。献身的に走った。

■長澤和輝(ケルン)
対ヘルタ・ベルリン戦(0-0△)先発出場、62分交代
『EXPRESS』
採点:4
寸評:前線への動きがほとんどなく、守備ではミスがあり、非力だった。パワーがまだ足りない。

『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:4.5
寸評:前半は左サイドでほとんど試合に絡めず。後半に入っても調子は上がらず、62分にベンチに下げられた。

■原口元気(ヘルタ・ベルリン)
対ケルン戦(0-0△)フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:試合開始時のポジションは左サイドだったが、孤立することが多く、パル・ダルダイ監督は前半のうちにフォーメーションを変更。ニコ・シュルツとポジションチェンジをする場面が増えたことで、ヘルタの攻撃が若干ではあるが相手にとって予測しにくいものになった。後半に見せた中央への突破は、やや自己中心的だった。そこで、サロモン・カルーにパスを出すのではなく、自らシュートを打つべきだった。

■清武弘嗣(ハノーファー)
対レヴァークーゼン戦(0-4●)フル出場
『Sportal.de』
採点:4.5
寸評:疑いようのない彼のポテンシャルを、この試合でも出しきれず。終盤のシュートは、ハノーファーにとってほぼ唯一といえるチャンスだったが、それ以外は攻撃にアクセントを与えられなかった。清武が不用意にユリアン・ブラントにボールを奪われたところから、ハノーファーは3点目を失った。

『Hannoversche Allgemeine』
採点:6
寸評:フリーキックを蹴る場面が少なかったわけではないが、彼がピッチにいたことを誰も気づかなかったかもしれない。

■酒井宏(ハノーファー)
対戦レヴァークーゼン戦(0-4●)フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:右サイドで攻撃のスイッチを入れようとすることもあったが、レヴァークーゼンのディフェンスに大きな脅威を与えることはできなかった。その間にボールを失う場面も多かった。ただ、競り合いでの勝率約60パーセントはまずまず。

『Hannoversche Allgemeine』
採点:5.5
寸評:右のディフェンスラインで、全くと言っていいほど仕事がなかった。彼に攻めのアクションを求めるのは、無理な期待だ。

◆シャルケSD、内田篤人の手術回避を強調…日本代表への苦言も(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150419/303870.html


シャルケに所属する日本代表DF内田篤人 [写真]=Bongarts/Getty Images


 シャルケのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるホルスト・ヘルト氏が、同クラブに所属する日本代表DF内田篤人の負傷について「手術回避」の方向性をあらためて強調した。クラブ公式サイトが伝えている。

 内田は、右ひざの負傷のため、3月10日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグのレアル・マドリード戦で途中出場して以来、クラブでの公式戦出場がない。その一方で日本代表では、3月27日に行われたチュニジア戦に84分から出場。同月31日のウズベキスタン戦では、先発出場し前半の45分間プレーしていた。

 同選手のけがについては、クラブと日本代表のドクターの間で、治療法に関する意見の相違があることが明らかになっている。

 ヘルト氏は「彼は、昨年のワールドカップ前に、肉離れで長期にわたって戦列を離脱した。その時、我々は手術をする方がいいと判断したが、日本(代表)の医師はその反対の意見だった。結果として、内田に手術を受けさせなかった。それがここまでの経過だ」と昨年夏に行われたブラジル・ワールドカップ前の状況を説明。

 そして、「内田は、ワールドカップ以来、膝蓋腱の問題に苦しめられるようになり、再び手術を受けることが議論に上がった。我々としては、温存療法の方が間違いなく有効だと確信していた」と手術回避の意向を強調すると、「しかし、アツトは再び(3月末に)日本代表に招集され、そこで試合にも出たが、それは決して好ましいことではなかった。そして、その後に、(日本の)医師から、内田は手術を受けるべきとの助言がきた。だが、こちらとしては引き続き手術を回避する方向で治療していく」と、日本代表チームに苦言を呈しつつ、改めてクラブの意向を明言した。

 先週初めに、複数の地元メディアが、内田の出場機会が激減していることに関し、ロベルト・ディ・マッティオ監督の選手起用に疑問を投げかける記事を掲載したことで、この数日の間に、内田が負傷を抱えている事実が大きく取り上げられるようになっている。

 ペルー人FWジェフェルソン・ファルファンの復帰と4バックの採用で、起用への期待が高まっている内田。シャルケは19日に行われるリーグ戦第29節で2位と好調のヴォルフスブルクとアウェーで対戦する。