http://www.nikkansports.com/soccer/news/1615886.html
<J1:仙台1-0鹿島>◇第1ステージ第3節◇12日◇ユアスタ
開幕2連勝の鹿島が今季初黒星を喫した。
試合前までに鹿島以外の全勝チームがなくなり、勝てば首位浮上の一戦だったが、完封負け。
前半8分に自陣の右サイドでクロスを上げられ、ファーサイドに走り込んだ仙台MF金久保順(28)に決められた。その後は日本代表候補MF遠藤康(27)を中心に反撃したが、前半25分の遠藤の左足シュートがクロスバーをたたくなど決め切れず。シュート13本も実らなかった。
東日本大震災の発生から5年。今年も組まれた被災地クラブ同士の対決は仙台に勝利を譲った形になり、仙台市出身の遠藤は「戦う気持ちがベガルタの方が上だった」。Jリーガーで最も復興支援に熱心な、岩手県出身のMF小笠原満男主将(36)は結果で期待に応えられず、怒りに満ちた表情でバスに乗り込んだ。
石井正忠監督(49)は「守備の安定から考えたメンバーで試合に入ったが、序盤の失点でプランが崩れた。耐えられれば我々に流れが来るという予想が、あの失点によって難しいものになった」と開始8分のゴール献上を悔やんでいた。