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リーガ・エスパニョーラのみならず世界的に名門として知られるバルセロナの本拠地カンプ・ノウの全面改築設計を、日本の建築設計事務所が請け負うことになった。スペインでも、この決定は好意的に受け止められているようだ。
バルセロナのホームとして知られるカンプ・ノウは、改修されることが2014年に決められていた。新スタジアム建設ではなく、財政面なども鑑み、伝統のスタジアムをリノベーションしていくことになっている。このプロジェクトを日本企業の日建設計が現地設計事務所とともに担うことになると、現地で報道された。
スペイン『スポルト』は、このニュースを1面で報道。日本語で「新カンプ・ノウ」と大きな見出しを打ち、新たなスタジアムのイラストとともに派手に報じている。
また、スペイン『バングアルディア』は、日建設計によるデザインが「オープンでエレガント、落ち着きがあり時代に流されず、地中海的で民主主義的」であり、コンペを勝ち抜いたと報じた。今回の決定は、これから公式に発表されるという。
『バングアルディア』によると、国際コンペとして数週間をかけて8つの最終候補が審査され、日建設計のものが選ばれたという。観客席には全面屋根がつき、収容人数は10万5000人にまで拡大する。工事は2017-18シーズンから始まり、2021-22シーズンの完成を見込んでいる。
日建設計はこれまで、新潟のビッグスワンやカシマサッカースタジアムといったサッカースタジアムをすでに手掛けてきた実績がある。また、さいたまスーパーアリーナなどのアリーナの建設にも携わっている。