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[5.14 J1第1ステージ第12節 浦和0-0新潟 埼玉]
一瞬の迷いが失敗につながった。浦和レッズは前半20分、FW興梠慎三が自ら獲得したPKのキッカーを務めたが、ゴール中央を狙ったキックはGK守田達弥に阻まれた。絶好の先制機を逃し、結局、試合はスコアレスドロー。興梠は「PKを決めていたらすごい楽な試合になっていたと思う」と唇をかんだ。
「真ん中に蹴ろうと思っていたけど、甘かった。上を狙ったつもりだったけど……」。昨年6月27日のホーム新潟戦(5-2)でもPKのシーンがあった。このときはゴール右に決めていた興梠だったが、「それがちょっと頭にあった」と、約1年前の記憶が脳裏をよぎったという。
当時も新潟のゴールを守っていたのは守田。「去年は右に蹴って、蹴った方向にキーパーも飛んでいた。右か、真ん中か。その迷いが失敗につながったと思う。余裕がないとPKは入らない。自分に余裕がなかった」とうなだれた。
(取材・文 西山紘平)