http://www.theworldmagazine.jp/20160714/03domestic/74968
ハイレベルなレギュラー争い勃発
13日に開催されたJ1リーグ2ndステージ第3節で名古屋グランパスと対戦した1stステージ覇者の鹿島アントラーズは前節からスターティングメンバーを5人入れ替え。キャプテンの小笠原満男やコンディションが万全ではない金崎夢生が出場を回避した。
今季、鹿島は小笠原不在の試合ではDF西大伍がキャプテンマークを巻いていたが、名古屋戦は西も欠場。ゲームキャプテンは、今季から鹿島に加入した永木亮太が務めた。その永木は名古屋戦、立ち上がりからボール奪取を連発するなど印象的なパフォーマンスを披露。試合終了間際に訪れた決定機でのシュートは枠を捉えることができなかったが、今季リーグ戦2度目のフル出場で3-0の完勝に貢献している。
名古屋戦後、永木はクラブ公式サイトを通じて「守備が良くて前からコースを限定して奪うことができていた」とコメント。「90分通して0で抑えられたのと、最後にセットプレイから点を取れ、アントラーズらしいサッカーができたと思う」と試合を振り返った。
また、自身の決定機については「あれは決めないといけなかった」と話し、「ヤス(遠藤康)がいいボールを出してくれたのに抑えることができなかった。あれは悔しい」と今季のリーグ戦初ゴールを逃したことを悔やんでいる。それでも、永木のパフォーマンスは素晴らしく、ベンチに控えていた小笠原がこの日ピッチに立つことはなかった。1stステージを制した鹿島は2ndステージが始まり今一度、小笠原満男、柴崎岳、永木亮太によるハイレベルなレギュラー争いが繰り広げられようとしている。