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2016年10月22日土曜日

◆ヘルタ原口元気とケルン大迫勇也が激突…好調同士の上位対決を制すのは?(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?201375-201375-fl



 10月21~23日(現地時間)に開催されるブンデスリーガ8節において、勝敗の予想が困難をきわめるカードが、4位ヘルタ・ベルリンが2位ケルンを本拠地オリンピアシュタディオンに迎える一戦だ。実際、試合3日前の『William Hill』のオッズではホームの勝利が2.50倍、ドローが3.20倍、アウェーの勝利が2.87倍と大差がついていない。

 オリンピアシュタディオンでの対戦歴を紐解けば、ケルンは2009年11月に挙げた白星を最後に、3試合勝利から遠ざかっている。2部リーグ時代のホームゲームを含めた直近5試合に目を向けても、1分け4敗とヘルタとの相性が芳しくない。ここまで7試合無敗のケルンにとっては、この“鬼門”を破れるかが躍進の継続を少なからず左右しそうだ。

 ピッチ上の見所であり、勝敗を分けるポイントは攻撃陣のパフォーマンスか。ヘルタはホーム3試合でわずか1失点、ケルンはリーグ最少タイの4失点と、互いにディフェンスを高次元に機能させている。どちらも攻撃から守備への切り替え意識が高く、選手間のコンパクトネスを維持しながら相手の侵攻を食い止めるのが得意だ。

 おそらく両軍が作り出す決定機はそう多くないはず。そのチャンスをしっかりとモノにする必要があるが、得点ランク3位のベダド・イビシェビッチ(ヘルタ)、同トップのアントニー・モデスト(ケルン)に対する警戒は強まるだろう。得点源がゴール前で沈黙した際、他にネットを揺らせるアタッカーが出現するかがポイントとなる。

 ヘルタは前節のドルトムント戦で先制点を挙げたバレンティン・シュトッカーが出場停止。このあたりで原口元気の今季初ゴールに期待したいところだ。一方、ケルンの注目は大迫勇也。前節のインゴルシュタット戦で素晴らしいアシストを決めたうえ、追加点になるPKを獲得するなど、開幕からの好調を依然としてキープしている。5節のライプツィヒ戦以来、3試合ぶりにゴールを奪う可能性は十分だ。

 実力伯仲のチーム同士の一戦らしくロースコアでの決着か、それとも意外なゴールショーが見られるか。好調の日本人アタッカーによる対決も見逃せない好カードは、10月21日22時30分(日本時間)にキックオフの予定だ。