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2016年10月31日月曜日
◆大迫、“一人三役”で勝利貢献!!ボランチ高徳のHSVは今季未勝利の苦境続く(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?202127-202127-fl
[10.30 ブンデスリーガ第9節 ケルン3-0ハンブルガーSV]
ブンデスリーガは30日、第9節3日目を行い、FW大迫勇也の所属するケルンはホームでDF酒井高徳の所属するハンブルガーSVと対戦し、3-0で快勝した。大迫、酒井はともにフル出場。右ウイングで先発した大迫は左サイドハーフ、2トップの一角と“一人三役”をこなし、勝利に貢献した。
今季は2トップを基本布陣としてきたケルンだが、この日は右から大迫、FWアントニー・モデスト、FWアルチョムス・ルドニェフスの3トップを採用。前線は流動的に動いたが、前半12分にDFドミニク・マローが負傷交代すると、4-4-2にシステムを変更し、モデストとルドニェフスの2トップで、大迫は左サイドハーフにポジションを下げた。
リーグ戦3試合ぶりの先発となった酒井は25日のDFBポカール2回戦・ハレシャー戦(4-0)に続いてボランチでプレー。本職ではないポジションながら守備で体を張ると、前半24分には左CKのセカンドボールを右足ボレーで狙ったが、大きく枠を外れた。
ケルンは前半40分、左サイドのスローインを受けた大迫が鋭いターンからドリブルでPA内に進入。DFアシュトン・ゲッツに倒され、PKを獲得した。ところが、モデストのキックは左ポストを直撃し、先制点とはならず。スコアレスのまま折り返した後半11分にはルドニェフスに代わってFWジモン・ツォラーが左サイドに入り、大迫とモデストの2トップに変わった。
すると直後の後半13分、ハンブルガーSVはボールがないところのポジション争いでFWボビー・ウッドがDFドミニク・ハインツの腹部をひじ打ちしたとして一発退場。数的優位に立ったケルンは同16分にツォラーが左サイドから右足で入れたクロスがモデストの右足をかすめてゴール右隅に吸い込まれ、先制点を奪った。
10人のハンブルガーSVに対し、試合を優位に進めるケルンは後半37分、MFマルセル・リッセの右クロスをモデストがヘディングで押し込み、追加点。同41分にもリッセのロングフィードに抜け出したモデストがGKとの1対1から冷静に右足で流し込み、3-0と勝利を決定づけた。
前節のヘルタ・ベルリン戦(1-2)で今季初黒星を喫したケルンだが、2試合ぶりの白星で勝ち点を18に伸ばし、順位も4位に浮上。一方のハンブルガーSVは7試合連続の無得点で2連敗となり、開幕から2分7敗の未勝利が続いている。