http://www.daily.co.jp/soccer/2016/11/14/0009664139.shtml
「全国高校サッカー選手権福岡大会・決勝、東福岡6-0九州国際大付」(13日、博多の森陸上競技場)
東福岡が九州国際大付を下し、4大会連続18度目の優勝を飾った。福岡大会決勝での6点差は最大タイで、本山雅志(J2北九州)らを擁して選手権初制覇した1997年度の東福岡以来。J1G大阪に入団内定しているMF高江麗央(3年)が直接FKを決めるなど、超攻撃的サッカーで選手権連覇へ弾みをつけた。
最後まで攻撃を緩めなかった。後半39分にMF福田湧矢(2年)がダメ押し弾を決めて圧勝。森重監督は「2点取れればいいと思っていた」と話したが、決勝での6点差は1997年度に同校が東海大五(現東海大福岡)を7-1で破って以来となった。
FW藤井一輝(3年)が前半にシュート2本で2発決め、後半途中に交代出場したFW佐藤凌我(同)も1得点。1トップの座を争う2人に続き、後半27分にはMF高江がFKをゴール左隅に直接決めた。8枚の壁を越えた一発に「イメージ通り」と表情を緩めた。
G大阪に内定した高江だけでなく、MF藤川虎太朗(3年)はJ1磐田、DF小田逸稀(同)もJ1鹿島への入団が内定しているタレント軍団。選手権でも優勝候補の一角に挙がるが、全国総体での初戦敗退を教訓に、個人技に頼らないようチームプレーも高めた。
「(全国総体と選手権を制した)昨年度のチームのようなまとまりはまだないけど、先輩たちの姿を見ている。すぐ取り戻せるはず」と森重監督。東福岡にとって97、98年度以来2度目の選手権2連覇へ、開幕までの残り1カ月半で総仕上げに入る。