http://www.sanspo.com/soccer/news/20161129/jle16112905020003-n1.html
J1年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)はホームアンドアウェー方式の第1戦が29日、茨城・カシマスタジアムで行われる。年間勝ち点1位でシードされた第2ステージ覇者の浦和と、23日の準決勝で川崎を1-0で破った鹿島(同3位、第1ステージ優勝)が対戦する。28日は両チームが地元で最終調整した。
鹿島が電光石火の速攻で、浦和に一撃を与える。
石井監督は「安定した守備から(試合に)入りたい」と口にした一方で、「(ポイントとなるのは)先制点」と力強く語った。
鹿島が狙うのは堅守速攻からの得点だ。前線から相手にプレッシャーを掛け、高い位置でボールを奪取。そこからゴールを強襲するプランを立てる。準決勝、川崎戦(23日◯1-0)ではハイプレスから2トップにつなぎ好機が生まれた。
決戦前日(28日)の練習では、川崎戦で先発したMFファブリシオに代え、中盤の左に守備力のあるMF中村を配置。浦和が得意とするサイド攻撃を封じ、攻撃へとつなげる狙い。
守備の要で、日本代表DF昌子も「(元鹿島のFW興梠)慎三さんのおかげで成長した。全力をぶつけたい」と浦和のエース封じに闘志。鹿島が堅守速攻から活路を見いだす。 (一色伸裕)
鹿島・石井正忠監督
「(準決勝の)川崎戦に勝ってチームに勢いもついている。失点しないで勝てればいい。自分たちの戦いをすれば勝てる」