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2度目の招集となった鹿島の永木は「ある程度自分のプレーを分かってもらっている」と、代表の雰囲気に慣れた様子。「鹿島でやってきたことを出していきたい」と、この1年間の成果を発揮するつもりだ。
代表への思いは人一倍強い。不動の地位を築いていた湘南から、出場機会が確約されていない鹿島に今季移籍したのも、代表に入るためにもうワンランク上の成長を望んだからだ。
今季途中までは環境の違いから本来の力を出し切れずにいたが、リーグ終盤戦では元日本代表の小笠原を押しのけ先発の座を奪った。「ボランチ(守備的MF)は2人のバランスを考えながらやらないといけない」。自分の能力に頼るだけでなく、チーム全体を見渡せるようになるなど確かな成長を見せている。
11日の国際親善試合のオマーン戦は、出場機会がなかった選手をテストする場になる可能性が高い。永木は「自分の良さは球際の強さや前への推進力。チームにプラスになるような動きをしたい」と、代表デビューのイメージを描く。
28歳でたどり着いた代表の座。しかし「今はまだ入っただけ」と満足は当然していない。守備的MFの競争は激しいが、「鹿島とやり方が違うところを柔軟に合わせることで代表に生き残っていく」と力強かった。 (藤崎徹)