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クラブW杯にJリーグ王者として初出場の鹿島(開催国)は10日、4強進出を懸けた11日の準々決勝マメロディ・サンダウンズ(アフリカ代表、南アフリカ)戦に備え、大阪市内で約1時間半の練習を行った。
開幕戦で勝利したオークランド(オセアニア代表、ニュージーランド)戦から中2日の強行日程だが、疲れを感じさせずに終始和やかな雰囲気。パス練習やリレー形式でのダッシュに加え、非公開となった後は連係確認などで最終調整を終えたもようだ。
準々決勝の行われる11日に24回目の誕生日を迎えるDF昌子源は「誕生日までシーズンが続いているのは4年ぶりかな。そういう意味ではうれしいこと」。ここ3年は天皇杯でも早期敗退してしまっていただけに、クラブW杯での挑戦に喜びを感じつつ、闘志も燃やし続けている。「子どものころから誕生日に試合があった記憶はない」と話し、「こんなことはなかなかないので、とにかく勝ちたい」。勝利を自分へのプレゼントとするつもりだ。「バースデー弾とかは考えていません。それよりはバースデー完封勝ちやね」と意気込んだ。
練習前には、2試合分の映像などをチームでチェックした。アフリカ勢との対戦も自身初となるため、リオ五輪日本代表の国際親善試合で南アフリカと対戦経験のあるDF植田直通(22)からも情報を入手。「身体能力はずばぬけている。追いつかないだろうと思うボールにも追いついてくる。特にキャプテンの8番(MFケカナ)は、視野が広く、遠くからでも打ってくる。繊細なボール扱いも目についた」と警戒した。【鎌田直秀】