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“鹿島効果”で欧州ビッグクラブがJリーグ勢に続々オファーだ。
J1鹿島がクラブW杯決勝に勝ち進み欧州王者レアル・マドリード(スペイン)を追いつめる死闘を演じたことで「Jリーグに対する注目度が上がったことは間違いない。(欧州の)プレシーズンにJのクラブと対戦する話も多く出てきているし、ビッグクラブで話が進んでいるところもある」と在京Jクラブ関係者は明かす。
インターネット通販大手「楽天」とスポンサー契約を結んだ名門バルセロナ(スペイン)が来年に日本での試合実施を発表しているが、鹿島の躍進により欧州クラブが日本の経済力だけでなく、実力にも注目。欧州のプレシーズンにあたる夏場にJリーグが中断期間を設けることもあり、日本勢との対戦オファーが続々と舞い込んでいるのだ。
Rマドリードは日本市場の開拓に積極的で、地元スペインや夏合宿を行う米国などでJクラブと試合を組む可能性が浮上。タイヤメーカーの横浜ゴムとスポンサー契約を結んでいるチェルシー(イングランド)も日本ツアーに意欲的だ。またACミランをはじめとしたイタリア勢や、選手の移籍で日本とのつながりが深いドイツのクラブなども候補に挙がっているという。
Jリーグの原博実副理事長(58)は26日に「できれば海外とやれる機会を増やしたい。各クラブにも努力してもらいたい」と誘致を推進する方針。来夏に鹿島と欧州クラブの試合を計画中で「他にもいっぱいやってもらいたい」と招致プランも示したが、鹿島の躍進がJリーグ復活の切り札となるかもしれない。