http://www.sanspo.com/soccer/news/20161213/jle16121319570008-n1.html
サッカーのクラブ世界一を争うクラブワールドカップ(W杯)は14日に大阪府吹田市の市立吹田スタジアムで準決勝が行われ、11日の準々決勝を突破したJ1王者の鹿島(開催国枠)は南米代表のナシオナル・メデジン(コロンビア)と対戦する。13日は大阪市内で約1時間半、調整した。
8日の1回戦から7日間で3試合目。鹿島の選手たちの疲労はピークに達しているはずだが、練習中の表情は準決勝に向けた高揚感に満ちていた。3戦連続で先発する見込みの土居は「疲労や不安より、充実感と期待が大きい」と南米王者との一戦を見据えた。
Jリーグ草創期に元ブラジル代表のジーコの薫陶を受けた鹿島にとって、南米勢との対戦は格好の腕試しとなりそうだ。南米らしい抜け目なさや勝利への執着心は鹿島の伝統的な特長でもある。西は「(鹿島の)強さを見せるためには、ここでどういう試合ができるかが大事」と意気込む。
準々決勝で温存された小笠原が先発復帰するもようで、日本勢初の決勝進出に向け総力戦で挑む。相手は経験豊富な司令塔のトレス、将来を期待される点取り屋のボルハらコロンビア代表経験者を擁する強敵。永木は「フィジカルは強いし、戦術もしっかりしている。隙を見せないように戦いたい」と気を引き締めた。