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クラブW杯に出場するJ1王者の鹿島は今日14日の準決勝で南米代表のナシオナル・メデジンと対戦する。
鹿島の日本代表DF植田直通(22)は、ナシオナル・メデジン(コロンビア)戦に向けて戦闘態勢を整えた。13日に大阪市内で約1時間半の練習後、「世界のトップとやりたい。今大会ならレアル。とにかくタイトルがとりたいので、明日もチームとして戦い、勝たなくてはいけない」と目をぎらつかせた。
13年の入団会見では自身をワニに例え、ワニが水中に獲物を引きずり込んで倒すように「得意な部分に持っていって仕留めたい」とアピールした。あれから3シーズン。周囲には、ライオンやゾウを倒すことも可能だと言い続けてきた「鹿島のワニ男」は、「南米なので個人技はある。でも自分の強さは通用する」と自信の表情を浮かべて言い切った。「動物だろうが人間だろうが誰にも負けないと思っている。自分の目標は、地球上の生物で一番強くなること。だから南米王者だろうが、(Rマドリードの)ロナルド選手だろうが勝てる」。
今年8月、リオデジャネイロ五輪の1次リーグ第2戦でコロンビアと2-2で引き分けた。決勝トーナメント進出を逃した悔しい気持ちは今でも忘れない。FWボルハ、ロドリゲス、DFアギラル、GKボニジャの4人は当時のメンバーでもあり「あの時の印象は残っている。借りは絶対に返したい」。まずは目の前の敵を確実に仕留めて、18日の決勝でロナルドに牙をむく。【鎌田直秀】