http://www.sanspo.com/soccer/news/20161229/jle16122914570005-n1.html
天皇杯全日本選手権第9日(29日、横浜M0-2鹿島、ヤンマ)クラブW杯2位でJ1覇者の鹿島がFW土居聖真(24)と鈴木優磨(20)のゴールで横浜Mを破り、優勝した第90回大会以来6大会ぶりの決勝進出を果たした。リーグ戦と合わせて2冠目に王手をかけた。
キックオフ直後は鹿島ペースで試合が進んだが、前半6分に横浜M・斎藤がこの試合最初のシュート。その後は斎藤、マルティノス、前田らの攻撃陣が猛攻をかけたものの、得点ならず。
耐えた鹿島は同41分、柴崎が右サイドからクロスを上げると、土居が頭で合わせるゴール。横浜M・GK榎本がボールをかき出したがゴールラインを割っていた。そのまま1-0で前半終了となった。
後半に入ると一進一退の攻防が繰り広げられた。1点を追う横浜Mは同18分、冨樫に代わって中村がピッチに入った。これで攻撃が活性化されたが、鹿島が追加点。同28分、永木からのスルーパスを受けた柴崎が右サイドからクロス。走り込んだ途中出場の鈴木がゴールに押し込み、2-0とした。
試合はそのまま終わり、鹿島が決勝進出を決めた。
鹿島・石井監督
「立ち上がりに押し込まれたが、しっかりしのいで1点を取る形ができた。久々の決勝なので、最後のタイトルをしっかり取っていいシーズンで終わりたい」
鹿島・土居
「個人としても元日の決勝に出るのは初めてなので楽しみでしょうがない」
鹿島・鈴木(後半途中出場で追加点)
「乗っているチームは全く失点しない。優勝するチームなのかなと実感している」
横浜M・モンバエルツ監督
「やりたかったゲームプランが出せたが、チャンスをつくっても最後の得点がなかった」
横浜M・斎藤
「自分たちのサッカーができたのはポジティブにとらえていい」
横浜M・中沢
「タイトルを取りたいという強い気持ちで臨んだので、すごく残念」