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2016年12月14日水曜日
◆鹿島3発快勝で日本勢初の決勝進出 FIFA主催大会初のビデオ判定でPK先制/クラブW杯(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20161214/jle16121421220011-n1.html
サッカー・クラブワールドカップ(W杯)第3日(14日、市立吹田スタジアム) 初出場で4強入りしたJ1王者の鹿島(開催国枠)が、準決勝で南米代表のナシオナル・メデジン(コロンビア)を3-0で破り、日本勢初の決勝進出を果たした。
鹿島は前半33分、ピッチ中央で縦パスを奪ったDF西大伍がFWモスケラに倒されFK獲得。MF柴崎岳が右足でペナルティーエリア右へ浮き球のクロス。DF植田直通が頭で折り返すも、MFウリベが右足クリア。この後しばらくプレーが続行されるも、ボールが右タッチラインを割ると、主審がビデオ判定を要求した。ビデオ判定の結果、FKの際にエリア右で西がFWベリオに後ろから脚を掛けられて倒されていたとしてPKを獲得し、FW土居聖真が右足でゴール左下に決めた。後半に入ると38分にMF遠藤康、40分にはFW鈴木優磨が追加点を挙げた。
国際サッカー連盟(FIFA)は今大会、主催大会で初めてビデオ判定を導入した。ビデオ室の補助審判が映像で得た情報を審判に伝え、試合結果を左右する場面での明らかな誤審を防ぐのが目的で、これが初の実施だった。
鹿島はJ1で年間勝ち点3位から“下克上V”を果たした。Jリーグ8度の優勝を誇りながら、意外にも今大会が初出場だった。過去3度、チャンスを得ながら2007年はACL覇者の浦和、08年は同じくG大阪が出場(同一国から複数クラブは出場不可)。09年はアラブ首長国連邦が開催国で出場を逃した。クラブにとって悲願の出場で快進撃を続けた。
8日の1回戦はオセアニア代表のオークランド(ニュージーランド)に2-1で逆転勝ち。FW金崎夢生(27)が決勝ゴールを決めた。11日の準々決勝ではアフリカ代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)を2-0で撃破。途中出場の金崎が2戦連発し、GK曽ケ端準(37)も“神セーブ”を連発した。
18日の決勝では、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(31)擁する欧州王者レアル・マドリード(スペイン)との対戦が濃厚だ。