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サッカーの第96回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社など共催)第8日は24日、各地で準々決勝4試合を行い、J1鹿島はカシマスタジアムでJ1広島と対戦する。鹿島は今季ホームでのラストマッチ。サポーターに勝利を届け、今季の残り1冠獲得に弾みをつけたい。キックオフは午後1時。
鹿島は3日にJリーグ優勝を決めた後、クラブワールドカップ(W杯)の11日間で4試合を戦う過密日程をこなした。準優勝と好成績を残したものの、選手の疲労は色濃い。クラブW杯決勝後、金崎と柴崎、西の3人が全体練習に参加せず、広島戦は欠場しそうだ。
加えて激闘を終えたばかりで、モチベーションの低下が懸念される。ベテランの曽ケ端は「タイトルを取った自信を持って、あと三つ勝ちたい」と、Jリーグ王者の威信を懸けて挑む。
広島は流動的に選手が位置取りを変え、細かくパスをつなぐ戦術の完成度が高い。鹿島は意思統一したプレスから主導権を握りたい。「苦労すると思うが、その中で鹿島らしく戦う」と昌子。クラブW杯でも見せた劣勢にも粘り強く耐え、好機に一気に畳み掛ける。
ホームでは鹿島は公式戦4連敗中。右サイドバックでの出場が濃厚な伊東は「サポーターのためにも今年最後のホーム戦で勝ち、みんなで喜びたい」と勝利を誓った。
(藤崎徹)