Jリーグは13日、東京都内で今季のシーズン到来を告げる富士ゼロックス・スーパー杯の開催要項発表記者会見を行った。2月18日に日産スタジアム(横浜市)で昨季のJ1優勝と天皇杯を制した2冠の鹿島と、J1年間2位の浦和が対戦する。会見には浦和DFの遠藤航(23)と鹿島DF伊東幸敏(23)が出席し、互いの健闘を誓い合った。
両クラブの昨季の公式戦対戦成績は2勝2敗のタイ。対戦チームの印象を質問され、“先攻”の伊東が答えに困って「…」と絶句すると、U-23(23歳以下)日本代表でチームメート兼主将だった浦和DF遠藤が小声で「おまえ(浦和戦に)出てなかっただろ」とすかさず助け舟。“後攻”だったはずの遠藤が「(鹿島は)チームに統一感があり、前線の迫力もある。守りづらい」と先に答え、大勢の報道陣に注目され、緊張気味の伊東をフォローした。
リオデジャネイロ五輪代表監督として2人を指導した日本代表の手倉森コーチが会見場に姿を現し、「先制点は(遠藤)航が取ったな」とニヤリ。前哨戦は遠藤所属の浦和に軍配が上がった。 (占部哲也)
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