◆天皇杯全日本サッカー選手権 ▽決勝 鹿島2(延長1―0)1川崎(1日・吹田スタジアム)
天皇杯決勝が1日行われ、鹿島が川崎を延長戦の末、2―1で下し、チャンピオンシップ(CS)に続き、今季2冠目を奪取。国内19冠目を獲得した。
クラブW杯で準優勝した鹿島は、エースのFW金崎夢生が体調不良で欠場。一方、初タイトルを目指す川崎は左太もも肉離れで離脱していたMF大島僚太が約2か月ぶりにスタメン復帰した。
試合序盤、プレー中断中にMF中村憲剛がけったボールがMF小笠原満男に直撃し、両軍入り乱れて乱闘騒ぎになるなどしたが、CS準決勝でも激突した両者は互いに譲らず。
鹿島が前半42分にDF山本のヘディング弾で先制。リードを許した川崎は後半9分、スルーパスに抜け出したFW小林が右足で豪快にネットを揺らし、同点。
一進一退の攻防が続き、試合は延長に突入。同前半4分、途中出場したMFファブリシオが右足で決め、1点リード。同後半は川崎がGKチョン・ソンリョンを前線に上げ、パワープレーも試みたが、ゴールは奪えず。鹿島が元日決勝を制した。
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170101-OHT1T50161.html