鹿島のMF柴崎岳(24)が22日、欧州移籍へ“臨戦態勢”を整えた。この日、同行する予定だったチームのタイ遠征を急きょキャンセル。鹿島はオファーがない限り同行させる意向だったが、21日の夜に本人から辞退の申し出があったという。クラブ関係者は「(正式に)オファーが来るという前提。本人の意思を尊重した」と説明した。
移籍が秒読み段階に入ってきたのか。21日のスペイン紙「マルカ」(電子版)で、今週にもスペイン1部ラスパルマスと契約に合意する可能性が出てきたと報じた。タイへの出発前、成田空港で取材に応じた石井監督は「最後の準備として日本に残って、どうなるかというところ。大詰めになった」と説明。さらに指揮官は「(移籍でも残留でも)どっちになっても僕はうれしい。コーチ時代から見ていて苦労してきているのも知っている」と話した。
柴崎はこの日、クラブハウスで約30分間のシュート練習を行い、無言で帰路に就いた。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/01/23/kiji/20170122s00002000291000c.html