鹿島は7日、宮崎県総合運動公園で練習を行い、7日間のキャンプを打ち上げた。最終日はフットテニスを開催。石井正忠監督(50)がポケットマネーから「勝ったチームには宿舎で販売するお土産買い放題」と優勝賞品をぶら下げ、1チーム5人の6チームで争われた。優勝はGK小泉、DF昌子、MFレオ・シルバ、梅鉢、FW赤崎のチーム。果物など総額3万円分を買い込んだという。
目的はリラックスすることだったが、もうひとつ大事な見極めがあった。新助っ人4人を含め8人が新加入。指揮官は「性格も見られますね」と選手に何も伝えず、人間性を知るために誰が何にいくら使うかを見た。一番多く買い込んだのは、ストライカーらしく貪欲な姿勢を見せた赤崎だった。「思ったより選手の体が動いていた」とキャンプを総括した石井監督。選手の内面を知り、連覇への起用に生かしていく。(内田 知宏)
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