<ACL:鹿島2-0蔚山>◇1次リーグE組◇21日◇カシマ
2年ぶり出場の鹿島アントラーズが、蔚山(韓国)に2-0で勝ち、白星発進した。
0-0で迎えた後半19分、FW金崎夢生(28)がMF永木亮太(28)のCKを、頭で合わせて先制。同37分にはスローインのボールを受けると、DFを背負ったままノールックで浮き球パス。今季初先発したFW鈴木優磨(20)のゴールも導いた。
1ゴール1アシストでプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選ばれた金崎は「ACL初戦でホームで勝ったのが大きい。メンバーが入れ替わった中での2連勝はチームとしても勢いづくと思う」。18日の富士ゼロックス・スーパー杯浦和戦(日産ス)から先発6人を入れ替えての連勝発進に、今季の手応えを得た。
2点目を決めた鈴木は「俺は(金崎)夢生くんを見てプレーしているし、分かり合っていると思う。ダイレクトかトラップか悩んだんですけれど、シュートは良いところに飛んでくれました」と感謝。練習試合を含め、今季出場8試合で9得点と結果を出し続けているが「あと2点くらいは決められた。前半に勝負を決められたので、そこは課題です」と、前半に好機を逃した反省も忘れなかった。
鹿島は中3日でJ1開幕となる25日の東京戦(カシマ)を迎える。石井正忠監督(50)は「厳しい戦いになることは分かっていたが、2-0で勝てて良かった。(ゼロックス杯との)この2勝はJリーグにも良い影響を感じています」と話した。【鎌田直秀】
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